大雪のニューヨークを歩くには

大雪のニューヨークを歩くには

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  • サイズ A5判/ページ数 160p/高さ 21X16cm
  • 商品コード 9784480830920
  • NDC分類 934

内容説明

『大雪のニューヨークを歩くには』には、えらい人は出てこない。スティヴンスンの短い文章はいずれもリトル・ピープルを描いている。俯きかげんで歩くスティヴンスンがまた上を向くとき、けっして壮麗なものを見ていない。エンパイア・ステート・ビルディングとかクライスラー・ビルディングではなく、建物の屋上にある水槽や、こわれかけた昔の建物や空中の橋である。

目次

歩道で
ごみ
雨宿り
ワジャバック
屋上
おおい、リーチ!
ブルックナー八角地帯
チョコレート
お金の足
ニューヨークのハーマン・メルヴィル
さまざまな影
サーカス・タイム
トラック
八番街
ノンパレイル
地下鉄の駅

ブロンクス動物園
午前4時
ウェストウェイはどこへ
ガリシさんの売店
配管工のトラック
桟橋
空の橋
大雪のニューヨークを歩くには
ハンツ・ポイント
ベルモント・ステークス
タンゴ・パレス
並木の保存
オフ・オフ・ブロードウェイ日記
目ざめ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kurumi

5
細かい人間観察や看板・店等のスケッチが、それを見たいが為に、ニューヨークに行きたいと思わせる程の魅力がある。特に雨宿りをする人達のスケッチ、靴のスケッチから予想される階級にくすりと笑ってしまう。ニューヨークの何処かで働く人達の話も好きだ。誰もやりたがらない仕事に従事する男が、その仕事にやりがいを感じている場面は平和的で、暖かい気持ちになる。ニューヨークに行く機会がある人には一読して貰いたい1冊である。2022/01/30

azimuth

2
市場や廃墟、道端のマンホールや空中通路など、ニューヨークの庶民の顔、つつましきブロードウェー、荒削りなマンハッタンに魅了される。どんな旅行記やガイドブックより、「ニューヨーク行きたい」と思わせてくれた。へたうまな感じの絵もいい。過保護に守られてる街路樹には笑った。2011/01/09

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