江藤淳と大江健三郎―戦後日本の政治と文学

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江藤淳と大江健三郎―戦後日本の政治と文学

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  • サイズ B6判/ページ数 416p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480823786
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0023

出版社内容情報

宿命の敵同士として知られた江藤と大江。両者の政治的立場や文学的営為とその変遷を通して、戦後日本の文壇・論壇を浮き彫りにする。決定版ダブル伝記。

内容説明

批評家と小説家。保守と左翼。文壇への華麗なる登場から栄光と終焉までを描く。決定版ダブル伝記。

目次

第1章 出生―四国の森と海軍一族
第2章 出発―華麗なる文壇登場
第3章 決裂―反核平和主義と保守回帰
第4章 岐路―暴力への志向、学問コンプレックス
第5章 沈滞―純文学凋落の中で
第6章 ニューアカ・ブーム
第7章 栄光と終焉

著者等紹介

小谷野敦[コヤノアツシ]
1962年茨城県生まれ。東京大学文学部英文科卒、同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了、学術博士。1990‐92年、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学に留学。大阪大学助教授、東大非常勤講師などを経て、作家、文筆家。著書に『聖母のいない国』(河出文庫、サントリー学芸賞受賞)など多数がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

37
評論家江藤淳と作家大江健三郎のダブル評伝。細かい事実、未単行本化されてない雑誌記事や対談の話なども言及があり、後世のための資料として非常に有意なことだ。ゴシップのことも多く、江藤淳のことは辛らつで人間臭い。まあこの本を読んで江藤の本に手を伸ばそうとは思えないし、実際にほとんど今では出版されていないのだからそういうものなのだろう。 前から疑問だった、大江の政治的発言についてであるが、そうやそうやと思いつつ読む。作品と政治発言はやはり別に考えないと。彼ほどの才能はやはり別格だからだ。大江好きならおすすめの本。2015/07/19

シッダ@涅槃

31
このほとんど事実の羅列のような本を、なぜ夢中になって読んできたのか?途中から自問しながら読み進めていたが、それは著者のドライでスパイシーな姿勢に巻き込まれていたのだと「あとがき」を読んで思った。著者には確固たる自分なりの戦後文学史というものがあり、そのことが半ば“うらやまし”かったのだ。コメントに「毒を以て毒を制す書」と書いたが、俗物性が江藤のものなの著者のものなのか、判じられない部分など、私小説も書く著者が己のネガティヴィティを晒してるからだと思う。2018/12/13

梟をめぐる読書

22
片や批評家であり政治的保守であり反米、片やノーベル賞作家であり左翼であり反核主義。まったく逆の立場から戦後日本の文壇を牽引し続けてきた二人の伝記が、セットで読める。特に大江作品についてはその「晩期」まで含めての積極的な評価がなされており、モデル問題についてもあらかた触れられているため、氏の読者なら買って損はない。一方で江藤についてはその権威主義や奇行に呆れるばかりで、晩年の不遇にも共感はできず。両者の明暗を分けたのは、結局のところ〝質の高い文学作品を継続的に世に問い続けて来られたかどうか〟だった気がする。2015/03/12

パブロ

15
この著者の評伝はこれが一番面白いっ! それは、これまで評伝では封印していた著者の本音がこの本ではズケズケと放たれているから。それに死後、急速に忘れ去られてしまったゴリゴリの右翼評論家と、死んだ後も日本文学史に名を残すであろうギチギチの左翼作家という組み合わせ。さらに、江藤淳が天皇に走った歪み、大江健三郎が政治に向かった愚かさなど、大作家&大評論家といえども人の子だよ、ということを文献を徹底的に読み込んで、眼の前にさらけ出してくれる小気味よさといったら、タマりません。ゴシップすぎ? 面白いからいいじゃない!2015/04/06

mstr_kk

13
結論からいうと、とても面白かったです。この著者の文章は以前から苦手で、これも文章が雑というか、主語の提示がやたらと弱くて誰のことをいっているのか明瞭でない文が多すぎますし、文法的に間違っている文も散見され、読むのにストレスがたまるのですが、それでも読ませてしまう力が凄いと思いました。良くも悪しくも人間臭い評伝で、文壇っていうのはけっこういい加減なものなんだと思わされます。それが本当なのかは分かりませんが。知っていること、調べたこと、思ったことをひたすら書いていくという愚直な手法の凄みを感じました。2015/04/25

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