漱石 文学の端緒

漱石 文学の端緒

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  • サイズ A5判/ページ数 359p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784480822888
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C1095

内容説明

漱石は処女作『吾輩は猫である』と第一短篇集『漾虚集』に収めた諸作で、その文学世界の端緒を発見すると同時に、国民的作家へ至る道筋の端緒をもつかんだ。この作品群を、一章一編ごとに分解し、執筆順に読みなおしてみれば何が見えてくるか。作家精神の脈動を、漱石自身の執筆に立ち会う如くに解明するスリリングな論考。

目次

1 漱石の登場(差異のなかの一致;漱石の登場)
2 『吾輩は猫である』と『漾虚集』と(『吾輩は猫である』と『漾虚集』と;短篇小説集『漾虚集』の意味;挿話の連鎖としての『吾輩は猫である』)
3 型、変奏、綾(坊っちゃんの受難;『草枕』について―「幻境」との往還;『虞美人草』の綾―「金時計」と「琴の音」)

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