出版社内容情報
街で見かけた変な日本語を、日本語ウォッチャーは見逃さない! 03年から10年間、日本語がこんなことになっている、を報告し続けた、汗と涙と笑い(?)の記録。
内容説明
街角で見つけた、あんな日本語、こんな日本語。どこがおかしいのか、どうしてそうなったのか、あなたはわかりますか?不思議な日本語100連発。
目次
散歩に行っても買い物に出ても
女子の花園・男たちの挽歌
ワンだふるニャンだふる
ネーミングが問題
ご注意の文句にご注意ください
ニッポンを、あきらめない
日本語のボーダーライン
ことばの賞味期限(と消費期限)
若干ちょっと、気になります
著者等紹介
山口文憲[ヤマグチフミノリ]
1947年静岡県生れ。「朝日ジャーナル」への寄稿をきっかけに70年前後からライターの世界へ。その後海外へ出てパリ、香港に滞在。79年に出した『香港旅の雑学ノート』(のちに新潮文庫)が話題となり、以来ノンフィクション作家、エッセイストとして活躍を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こんじろん
18
電車の中で読むのにちょうどいいと読んでいたのですが、つい笑ってしまうので電車の中で読むのはやめました。皮肉が利いていて面白かったです。最近「させて頂く」「絆」「卒業」がやたらと使われるのが気になっていましたが、専門家に認めてもらえてすっきりしました。2013/04/17
美登利
17
半分くらいまで読んで図書館へ返却しました。私にも気になる日本語は幾つかありましたが、なんか、そこまで否定的でなくても?と思いました。上から目線がひどく気になったので、途中でやめてしまいました。前半はかなり古い内容だったので、後半もう少し読み進めたら良かったかしら。2013/04/05
コウママ
0
面白かった。ちょっとの時間つぶしにピッタリ。2014/04/15
Red-sky
0
笑える話もあり、そうなんだーと国語の勉強になる話もあり。2013/10/02
M
0
「ハハハッ」10回、「ヘヘヘッ」5回、「フフフッ」3回…これは電車など人目のある場所で読むのはリスキー。笑いのツボに入っていた後半に、「"若干ちょっと"と、馬から落ちて落馬、のごとく言う人が多いのは"マッキントッシュ"語感のノリ?」にウケてしまった。ふだんから、身近なニュースや看板や会話や活字、様々な媒体において、その日本語おかしくない?とつい引っ掛かったり、奇妙な言い回しに疑問を覚えがちだったり、つい含み笑いをしてしまったり、あるいは"若干ちょっと"ヘソ曲がりきみな人には楽しめる本だと思う。2013/10/02