名も知らぬ遠き島より

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  • サイズ B6判/ページ数 197p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480816689
  • NDC分類 290.9
  • Cコード C0095

内容説明

異国に流れ着く椰子の実のように、ある島を旅立った文化は、出会った土地で新たな花を咲かせる。山口智子は、日本と世界を結ぶ旅の軌跡を発見し、その感動を書き綴る。

目次

おかえり
天の虫
レオナルドのことば
チュニジアの色
ロダンと花子
迷宮に入る
文様の力
メンデルスゾーンと赤とんぼ
ニュージーランド紀行
光琳 北斎 ドガ 小林太市郎

著者等紹介

山口智子[ヤマグチトモコ]
女優。1964年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sattin

2
こんなに文章の書ける方だと思わなかったので正直びっくりです。美術史の研究とかをされているのかな?かなり専門的な文章でした2015/10/18

うさうさありす

2
女優山口智子さんによる、旅本と言うよりは、訪れた場所に所縁のある芸術家にまつわる話を取りまとめた一冊。誰もが知るような著名な方の話もあれば、初めて見聞きする方の話もあり、特にあの時代に単身海を渡って、芸術家たちを虜にした花子さんの逸話は必見でした。唯一難があると言えば、書かれている文体がちょっと堅苦しくて、難しい本に感じられてしまう事でしょうか。絵画等、芸術作品の写真もふんだんに掲載されているので、そこも見所だと思います。2014/08/25

Haruka Fukuhara

1
それなりに面白く読めたが、期待したものとは随分違った。女優としての感性や背景に基づく随想を読みたかったが、ここにあったのは見習い文筆家の随筆だった。2017/02/01

1
説明するのが難しい本。前書きはないし、後書きのように謝辞は述べられていても本の説明はなく、2つの雑誌に乗った文章に書き下ろしを加えてた構成。著者が語るのは彼女が感動した特定の芸術家や音楽家や職人、そして旅先の都市や民芸品などについての歴史。まるで自分のいる世界が素晴らしいものであるのを確認するために書かれる文書は、自分の感動が表層的でないことの確認作業でもあるように思われて、それを描き出す筆致には、時に読者に迫るような重みがある。2011/11/19

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