内容説明
初対面の人と3分で深い話ができる!谷川俊太郎、手塚治虫、黒柳徹子、村上龍、河合隼雄、徳川夢声、ダニエル・キイス等の対話名人から学ぶ、相手をその気にさせる技。
目次
第1章 「質問力」を技化する(「質問力」を鍛えるトレーニングメニュー;「質問力」の達人になる)
第2章 いい質問とは何か?―座標軸を使って(「具体的かつ本質的」な質問を意識する;頭を整理させてくれる質問 ほか)
第3章 コミュニケーションの秘訣1―沿う技(「うなずき」から「言い換え」へ;相手に共感して深めていく「沿う技」 ほか)
第4章 コミュニケーションの秘訣2―ずらす技(相手に沿いつつずらす技;ずらすコツは具体と抽象の往復運動 ほか)
第5章 クリエイティブな「質問力」(ダニエル・キイスと宇多田ヒカルの共感;相手の経験世界に沿うクリエイティブな「質問力」 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
izumi
23
これを読んだからと言って、質問力が向上できるとは思えないが、参考になった。特に「質問力の無さを決定づけるのは勉強不足である。相手に関する情報がなければいい質問はできない」は心に留めておきたい。後半のインタビュー事例紹介はハイレベル過ぎて真似出来ないが、良い型を知る事で今後に役立てればと思う。あとこの本の副作用として、オリンピックメダリストのインタビューになんてくだらない質問をするのだろうと苛立つようになった。2018/03/18
パスティル
16
確かに理屈っぽいところはあったが、経験世界を共有する対談話でのテクニックは参考になった。質問するには下調べが重要である。この本が2014年に読んだ最後の本でした。感謝。2014/12/31
ジコボー
12
相手に全神経を集中しているか? AIなどの発展で、一層コミュニケーション能力が求められています。質問力はその中核要素。 コミュニケーションの目的により質問する内容、正解も変わってきます。相手の知識量を確かめるためポテンシャルを引き出すためなど、その根底には相手との親密さを高める必要があります。相手の一挙手一投足に集中する態度で望まなけばなりません。自己満足のための質問は全てを台無しにしてしまいます。 様々なテクニックが紹介されています。大切なのは自分の質問が四象限のどの位置にあるのかを意識することです。2020/02/08
masabi
8
社会に出てからも必要となる質問力。その肝は相手に沿う、話を拾う、共感を基本とする。インタビューなどでこちらが質問するとき相手に関して事前準備、自分で答えられる問い、一定のテーマを持つ。2014/06/16
クサバナリスト
5
「具体的かつ本質的」、「今現在の文脈に沿い、私の過去の経験世界にも沿う問いを考える」等、質問の仕方によりコミュニケーション力があがるらしい。2020/08/14