怪談の真髄―ラフカディオ・ハーンを読みなおす

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怪談の真髄―ラフカディオ・ハーンを読みなおす

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480815927
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0095

出版社内容情報

耳なし芳一、雪女、狢、食人鬼etc. ラフカディオ・ハーンの残した怪談の数々は、じっさい何がこわいのか。恐怖のメカニズムに精通した精神科医が読み解く。


【目次】

内容説明

のっぺらぼうはなぜ怖いのか、食人鬼で真に恐ろしいのはなにか、滝はなぜ子供の首をもぎ取るのか、茶碗の中に浮かぶ顔はなにを意味しているのか―妻・小泉セツの語りを再話するかたちで書かれた『怪談』をはじめとするラフカディオ・ハーンの散文作品の魅力の根源にあるものとは?恐怖のメカニズムに精通する精神科医が読み解く!

目次

1 つるつるしたもの―狢 Mujina
2 あたかも安定している―食人鬼 Jikininki
3 赤い蝿を弔う―蝿の話 Story of a Fly
4 象が光る―常識 Common Sense
5 滝を怒らせるな―幽霊滝の伝説 The Legend of Yurei‐Daki
6 空っぽの部屋―忠五郎の話 The Story of Chugoro
7 甲斐の土産―轆轤首 Rokuro‐Kubi
8 梵字とホクロ―お亀の話 The Story of O‐Kam´e
9 代理人―生霊 Ikiry^o/死霊 Shiry^o
10 なぞらえる人―鏡と鐘と Of a Mirror and a Bell
11 掌に文字を書く―お貞の話 The Story of O‐Tei
12 嘲る顔―茶碗の中 In a Cup of Tea
13 耳の行方―耳なし芳一の話 The Story of Miminashi‐H ̄oichi
14 予定調和―雪女 Yuki‐Onna
15 ヒトダマ作戦―菊花の約 Of a Promise Kept
16 死んだのは誰か―青柳の話 The Story of Aoyagi

著者等紹介

春日武彦[カスガタケヒコ]
1951年、京都府生まれ。日本医科大学卒業。医学博士。産婦人科医を経て、精神科医に。都立精神保健福祉センター、都立松沢病院精神科部長、都立墨東病院神経科部長、多摩中央病院院長、成仁病院院長を経て、同名誉院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まーしゃ

11
朝ドラで実際にどんな怪談を書いたのだろうと気になり、図書館で手に取った一冊。都市伝説のような話を集めた本かと思いきや、怪談の奥にある人の性や情、欲を読み解く内容だった。知っているつもりの怪談も、こうして読むとまるで別の文学になる。怪異よりも人間の心こそが怖いのだと気づかされる。2026/02/23

澤水月

9
浅学で「妻の再話」を聞いた上で英語で再構成された書と改めて腹落ち、これはさまざまな解釈余地出そう。春日先生の「原典、分かれば引用元文献」紹介後の小文が実に小気味よく単独小説、随筆たり得ている。ハーンになぜそう展開したとツッコミとか。ところで雨月物語で超有名な「菊花の約」もあるの未知で驚愕。本書の前半、ある逸話を日本の衆道文化を英国人が受け入れ難いから落としたという推測が1回あるがそれ以降は触れない。読了1/20?雨月原典当たろうとして公開忘れ(コメへ続2026/02/03

わ!

9
実はこの手の本を読みたかったから、本棚から「怪談」を引っ張り出してきて読んだワケなのです。確かに読んでいて良かったと思います。この本では小泉八雲作品の「怪談」と「骨董」から作品を著者の感想を書き入れながら紹介してくれています。なんだか原作を読んだ後にこの本を読むと、本をまわし読みしたメンバーで「作品の話」をしているようで楽しいです。そんな作品エッセイが16章、その後に著者の小泉八雲作品に対する総合評価の様なエッセイが付いています。著者は精神科医でもある方で「恐怖の正体」を書いた先生!今回も面白かったです。2026/01/27

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