出版社内容情報
2020年代前半、コロナ禍、安倍元首相銃撃事件から次々と露呈した社会問題、人権問題。こんなひどい状況に誰がした? 本を読んで考えてきた同時代批評。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
121
斎藤さん絶好調。この人の書評は抜群に面白い。46のテーマごとに3冊が論じられる。あとがきに「解がわからぬ案件が出てきたら本を読め!最低三冊は読め!」とあるが、SNSなどで自分と似た意見ばかりを見て悦に入るのと違い、視点の異なる書籍を3冊読み、その上で自らの主張も明確にするという姿勢は立派だ。斎藤さんの書評を読むと「読みたい本」が増えて困るが、一方、その書籍の本質を突いた見事なコメントのお陰で、「これで読む必要がなくなった」本が多くなるというメリットも大きい。斎藤さんの書評は、いつも、お腹がいっぱいになる。2025/11/26
がらくたどん
48
話題作から直近5年を振り返るブックガイド。直近5年なんて振り返るほどのものか?と思ったトンマなわたし。「三密」あったな。「芸能界の性加害」どう決着したんだっけ?「数々の政治的な混迷」ありすぎてようわからん。主に新書とエンタメ作品から、政治・コロナ禍と災害・人権問題と差別・性暴力等の時代性を探ってみようという意欲作。教養本と娯楽本、好きに楽しめばいいじゃんと私も思う。でも作中に意図的だろうとなかろうと潜んでいる、それが話題になるだけの「その時代」の潜在的な嗜好や懸念を見出すことで視界がちょっとクリアになった2026/03/22
つちのこ
38
著者には、左寄りのリベラルの論客というイメージがあったので、歯に衣着せぬ舌鋒鋭い政権批判が全編に溢れているのはある意味納得。テーマごとに3冊の本をチョイスしているが、「安倍晋三後の政治」で紹介された本は、左寄り立ち位置から見た一方的な偏りは否めない。成瀬シリーズなどの本屋大賞の論評や朝ドラや大河ドラマを扱ったエンタメを紹介する後半は面白い。その守備範囲もさることながら、少し斜に構えたクセがあるものの見方に、この人らしさを見た思いだ。2026/01/19
ふう
15
『ラスト1行でわかる名作300選』の斎藤美奈子さん。期待以上の面白さで今年のベスト○○当確。未読の本は読みたいリストに入り、既読の本は、なるほどそういう視点で読むとそうだよね、と輪郭がくっきり浮き上がる。読みたいリストから外した本もあり、その点も感謝。2026/03/05
そうたそ
7
★★★☆☆ 著者の連載をまとめたおなじみのシリーズの一冊。ここ五年間の様々なトピックが取り上げられ、それに関連する三冊が紹介される。こうして振り返ってみれば、激動の五年間だったといっても過言ではないほどに、様々な出来事が思い返される。何気なくその五年を過ごしてきた身としては、振り返ってみて驚くばかり。著者の政治思想はさておき、ブックガイドとしては読みどころがある。やはり、紹介される小説にはついつい注目してしまう。2026/03/27
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