出版社内容情報
あらゆる酒、つまみ、酒場に真摯に向き合い、純に愉しむ画家による「のむ」ことにまつわるエッセイ集。挿絵も多数収録した『POPEYE』人気連載の書籍化。
内容説明
純に酒を愉しむ画家の『POPEYE』人気連載単行本化。
目次
家でのむ
酒場の常連客
酒場さがし
ボトルキープ
赤い火のある晩酌
宿酔い
思い出の酒場料理
もつ焼き屋
カーバイトの灯るおでん屋台
銀座のバー
ウィスキー
博多のネオン
マダガスカルの酒
豚肉と紹興酒
中野ブリック
好ましい景色
寝おきの酒
列車酒の愉しみ
船上の酒
函館〔ほか〕
著者等紹介
牧野伊三夫[マキノイサオ]
1964年北九州市生まれ。画家。絵画のほか、音楽家との即興制作などを試みる。銭湯や酒場を訪ねてまわるのが趣味。2022年度東京アートディレクターズクラブ原弘賞ほか受賞。美術同人誌『四月と十月』同人・発行管理人。北九州市情報誌『雲のうえ』編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ネギっ子gen
56
【少し日差しが弱まってくると、気持ちがそわそわしてきて落ち着かない。頭の中は夜の晩酌のことでいっぱいになる】あらゆる酒、つまみ、酒場に真摯に向き合い、純に愉しむ画家による「のむ」を味わうためのエッセイ集。著者による挿絵多数。♪<僕らはみんな 理解フノー 生きているから理解フノー ぼくらはみんな のんでいる 酒をのむから 酔っている 千円札を太陽にすかしてみたら 一万札に見えた もっとのめるぞ~ あいつだって こいつだって おてんとうさまだって みんなみんなのんでいるんだ 理解フノーなんだ~>♪ いいね。⇒2025/03/23
tetsubun1000mg
15
「画家のむだ歩き」を読んで以来4冊目となった。 本業は画家だそうだが、装画は素朴で優しそうな感じがする。 文章は日常の食事や外出先での銭湯と飲み屋での話が中心です。 割烹やグルメは興味が無いそうで、ひたすら地元に人しか行かない地味な居酒屋が好みのようだ。 牧野伊三夫さんのお店の好みが「酒とつまみ」初代編集長大竹聡さんと似ているなあと思っていたら、本作にも登場していた。 やっぱり合うんだろうね。 自宅で七輪と火鉢を使って夕食を楽しんでいるそうだが画像を検索すると昭和より前の時代のようだった。 2025/01/26
Naoko Takemoto
10
牧野伊三夫の絵は太味であまり好きではないが、表紙の絵は味があってよく、内容によく合っている。七輪で肴を炙りながらチビチビ呑むスタイルは手間がかかるが、そういうお酒との真面目な向き合い方をしてみたい。2025/04/13
Go Extreme
4
家でのむ 酒場の常連客 酒場さがし ボトルキープ 赤い火のある晩酌 宿酔い 思い出の酒場料理 もつ焼き屋 銀座のバー ウィスキー 博多のネオン マダガスカルの酒 豚肉と紹興酒 中野ブリック 好ましい景色 寝おきの酒 列車酒の愉しみ 船上の酒 函館 マッコルリ 湯呑みのウィスキーハイボール 上野へ 郷里の酒場 酒に弱くなった 魚焼きグリル 登戸 平塚のナンコツ ねむいですか 湯治の酒 牛窓 弔い酒 69酒場 いろいろな酒・それぞれに等級/銘柄の違い のみ方は鳴りをひそめ・貧しくなっている 酒は心で飲むもの2024/12/15
Go Extreme
2
夕食時の晩酌 七輪に火を起こし 炭火が最高の状態 至福の時 阿吽の呼吸が心地よい 一期一会の出会い 寂れた酒場 潮風に吹かれ 星空の下で静かに酒を飲む 紹興酒の風味 豚肉の旨味 居心地の良さ 人生を豊かにする存在 日々の疲れを癒し 心を解放 酒場の独特の雰囲気 常連客との独特なコミュニケーション 旅の記憶を彩る要素 解放感 各地の駅弁 言葉を超えたコミュニケーション 亡くなった友人との思い出 酒の色合い 記憶の断片 無茶な飲み方 年を重ねるにつれて 無理のないペース 忘れられない一杯2025/04/11