出版社内容情報
若さから自由になり、静かに過ごす……。伊豆高原の暮らしを愛おしみ、豊かな「人生の午後」を開花させた著者の珠玉のエッセイ集。
内容説明
伊豆高原の暮らしを愛おしみ、豊かな日々を開花させた著者の珠玉のエッセイ集。
目次
暮らしを愛する力(待つ…ことでなにかがめばえる;リスの来る幸せとアダルト・チルドレンという不幸;生まれてくる自然と星座のホロスコープ ほか)
家庭のなかの聖なる場所(家庭のなかの聖なる場所;台所の中の太陽;青森で出会った大きな丸い食卓 ほか)
人生の午後を生きる(別荘地に暮らしはじめて;風景の中でドライブする瞑想;海と山と空のローカル・パラダイス ほか)
著者等紹介
宮迫千鶴[ミヤサコチズル]
1947年広島県生まれ。1970年広島県立女子大学卒業。画家、評論家、エッセイスト。上京後、画家として活動しながら、家族をめぐる評論、女性の視点からの文化論を展開。1988年、静岡県・伊豆高原へ転居後は、自然が主役の明るい画風が人気となる。2008年6月19日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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テキィ
2
絵は確かに明るくてよい。しかし浅い。この浅さは、過去の日本の伝統を捨て去ったこの世代の人間に特有のものだと思う。極めて残念。例えば同時に読んだ寺田寅彦の生涯を思う。洋風を積極的に取り入れながらも日本の伝統を忠実に守り、一族のために責を果たし続けた人間と対比してみる。私の人生に午後はなく、ただただ前を向いて生きようと再認識。2010/03/15
あかいろ
0
なんともうまく言えないけれど、よってる、と思った。いろんな意味において。寄ってない人なんていないのだろうけど。わたしに合わなかったのかも。2014/07/04
ココア
0
図書館でふいに手にとった本。まだまだ迷いや葛藤が多いけど、今のこの状態でも、生活を工夫して自然を大事にゆっくりゆったりと暮らしたい。2013/07/14
ぴゃお
0
私も人生の折り返し地点、これからどういう風に生きて行こうか?2011/10/01