風々院風々風々居士―山田風太郎に聞く

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  • サイズ B6判/ページ数 199p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480814395
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

目次

山田風太郎見参逐語録
ただぼうぼうと「風」の音
明治小説の舞台うら―自著を語る

著者等紹介

山田風太郎[ヤマダフウタロウ]
1922(大正11)年1月、兵庫県養父郡関宮町の医家に生れる。36年中学に入学、その頃の仲間の渾名が雲太郎、雨太郎、雷太郎で、筆名・山田風太郎の契機となる。49年、「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で第二回探偵作家クラブ賞を受賞。50年、東京医科大学を卒業するが、医師の道を進まず、作家として身を立てる決心をする。『甲賀忍法帖』『くノ一忍法帖』を初めとする、風太郎忍法を生み出し、忍法ブームをまきおこす。さらに48年より『警視庁草紙』『幻灯辻馬車』『明治波涛歌』など、独自の手法による“明治もの”を発表、ファンをうならせる。他に『人間臨終図巻』『あと千回の晩飯』など死をみつめた作品もある。2001年7月28日没
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感想・レビュー

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星落秋風五丈原

9
いくつもの病を抱えながら、あっけらかんと死を語り飄々としていた晩年の山田風太郎。戦争について、生いたちについて、自身の作品について語ったインタビュー2005/01/15

しんこい

3
最初の対談は語った口調そのままという感じでしたが、後書きによると意図的なのだそう。自作の事もすっかり忘れていて不思議な感じ。2012/11/17

辺野錠

2
そのまんまの山田風太郎が見られるのが興味深い。写真が多いのも嬉しいポイント。明治小説についての話も面白かった。改訂版人間臨終図鑑はちょっと興味あります。オウム事件とか亡くなった渥美清とか当時の事件に言及されるのに時代を感じてそして『ああ、この時代にも山田風太郎は生きてたんだなあ』と思った。2014/01/14

mawaji

1
飄々とした仙人の風格の口から語られる記憶の数々は「もう忘れたよ」と言いつつも氏の死生観やフェミニストの側面、物語が紡ぎ出される過程などが満載でたいへん興味深く読みました。「歴史というのは多面的なもの。どっちかが被害者でどっちかが加害者ということはまずない」「男は傷つくけど女は忘れる」など肝に命じておこう。インタビューした森まゆみさん、持参した「幻燈辻馬車」にサインまでもらって羨まし過ぎです。ご自身でつくったという戒名にふさわしいお人柄が偲ばれました。気になったタイトルの短編集をアマゾンでポチッとしました。2013/04/30

曖昧模糊の蒙昧無知

0
山風の息づかいが感じられる貴重なインタビュー。もっと山風作品を読んでから本作を読めば、と少し後悔。2016/10/16

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