内容説明
北九州・中津の町の売れないビンボー作家松下センセ、六十三歳。持病の咳地獄・痰地獄で眠れない夜もある。愛する妻と六匹の犬とともに行く、河口までの散歩も、決して忘れない。そして、娘の結婚、可愛い孫の誕生と至福の生活が訪れる。
目次
離れられない
困惑、また困惑
「女神の天秤」
思いだしごっこ
貧者の蘭
一通の祝電に始まって
そんなに熱心にならないでよ
あれは笑わされたのです
たくらみ
娘が選んだのは…〔ほか〕
感想・レビュー
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