内容説明
まばゆい光と影、風と暑さと水音、植物の香りと人いきれと“味覚”。島という「大きな歴史の通り道」(ブローデル)をめぐり、町や遺跡を旅する。
目次
1 キプロス島
2 ロードス島
3 サントリーニ島
4 クレタ島
5 シチリア島
6 サルデーニャ島
7 コルシカ島
8 バレアレス諸島
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユーディット
0
エッセイ。随筆って基本的に全然興味が無いのだけど世の中一般では人気あるみたい。土地の紹介って言うより出会った人+ちょこっと歴史みたいな感じで旅の役に立つかどうかは謎。泣きたくなったとか、そういう雰囲気を伝えるものだから情報を求めている人には不向き。2013/09/19
TZK
0
著者の本は初めて読んだのですが、美文ですね。 地中海の大小の島々の紀行文。史跡や自然の描写。 歴史への深い洞察 あんまり俗っぽくはない描写が美しい地中海の島を旅しているような穏やかな気持ちにさせられます。逆に言うと、彼の地の歴史やアートに興味がないと結構読むのは厳しいのかも。悠久の歴史のロマンに思いを馳せながら旅するスタイルとマッチするとはまれるかも。 2022/08/10