内容説明
「春みじかし何に不滅の命ぞとちからある乳を手にさぐらせぬ」とうたった与謝野晶子をはじめ、翼をはばたき自由を求めて、思いの丈をうたに託した九人の女性たち。「いとけなき者に与えしことのなき両の乳房は翼であるか」とうたう著者が“乳房のうた”の流れをたどり、それぞれのうたにこめられた想いを共感こめて、蘇らせる。
目次
1 与謝野晶子―黄金の釘
2 石上露子―別れても猶
3 茅野雅子―またの世も
4 矢沢孝子―人に許さぬ
5 九条武子―一すぢの道
6 今井邦子―落ちもゆけかし
7 原阿佐緒―ただにわが児を
8 中城ふみ子―もゆる限りは
9 斎藤史―渉りかゆかむ



