一本の茎の上に

一本の茎の上に

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480813640
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

人間の顔は一本の茎の上に咲き出た一瞬の花である。書き下ろし5篇を含む18篇の珠玉エッセイ。

目次

一本の茎の上に
内海
涼しさや
もう一つの勧進帳
歌物語
女へのまなざし
平熱の詩
祝婚歌
尹東柱について〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

アムリタ

12
茨木さんは詩も勿論良いが、エッセイもすこぶる良い。でもご本人は、散文を難しく書きづらく難儀だと言う。女学生のとき森鴎外の散文に出会い強烈なショックを受けたそうだから、原体験の強さゆえか。山本安英、木下順二、吉野弘、山之口獏、井上光晴らとの交流を読むと皆魅力的に映る。茨木さん自身、人が好きでだからこそ敬意と尊重の心を有名無名にかかわらず持っていらした。 心から感じていることだけを書く、それが真っ直ぐに伝わるのだから本人の自己評価と違い、やはりものすごい書き手なのだ。人を書くのに本人が浮かび上がる不思議!2022/02/13

marimo

3
★★☆ 「人間の顔は、一本の茎の上に咲き出た一瞬の花であるーーと感じるときがある。」詩人・茨木のり子のエッセイ集。1975年初出のものから1994年刊行時の書き下ろしまで収められていて幅広い思索の足跡を辿ることができる。詩や言葉についてのあれこれもあれば、隣国の文化について好奇心たっぷりに追求した記録もあり、それらすべてがすっきりとした文章で書かれているから気持ちが良い。2017/03/30

こめんぶくぶく

3
茨木のり子さんの詩の前では私はしばしば言葉を失う。湧き上がる気持ちをなんとか形にしたくても私の貧しい語彙を超えた世界で全く空虚になってくるからだ。力みなくでもまっすぐ目を逸らさず突き刺さってくる詩の持つ圧倒的な言霊に打ちのめされるのだ。そんな言葉を紡ぎつづけた茨木さんの珠玉の散文たち。茨木さんご自身のこと、茨木さんを取り巻く同じ時代の空気を共にしていた魅力的な人たちのエピソードが茨木さんの澄んだ視線で語られている。2016/01/28

mariko

2
題名は最初の章の始まり「人間の顔は、一本の茎の上に咲き出た一瞬の花であるー」から。様々な本に書かれた小編を集めたもの。蜂子皇子(羽黒山に逃れた、崇峻天皇の皇太子とか)、金子光春、山之口獏(高田渡の「生活の柄」はこの人の作詞だった)、吉野弘(この人の詩は好きだ)、尹東柱(45年日本で獄死)、山本安江、木下順二、それと韓国のこと。(韓国語は50になってから始め、韓国にも通い、新しいことを始めるのに遅すぎることはない、と分からせてくれた)。2021/10/18

タオルケット

1
古本屋で見つけて飛びついた本。詩人のエッセイということもあり、言葉のリズムが気持ちよく、そしてどこか静謐で穏やかな空気が流れていて、読んでいて気持ちが落ち着いた。2020/04/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/490286
  • ご注意事項

最近チェックした商品