ファルセットの時間

個数:

ファルセットの時間

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年05月31日 04時15分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480804952
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

かつて女装をしていた34歳の竹村は、16歳の「美少女」ユヅキと出会い、その理想の女装像に惹かれていく。クィアな欲望のリアルを描いた現代文学の最前線!

内容説明

世間の規範やマッチョイズムに抗して、セクシュアリティのエッジを拡張する気鋭の作家が活写する、クィアな欲望とともに生きのびていくためのわたしたちのかたち。おれはきみになりたかったんだ。かつて女装をしていた34歳の竹村は、16歳の“美少女”ユヅキと出会う。竹村はユヅキを通して自身の理想の女装像を追い求めようとするが―。

著者等紹介

坂上秋成[サカガミシュウセイ]
1984年生。早稲田大学法学部卒。小説家。主な著作に『惜日のアリス』『夜を聴く者』(河出書房新社)、『モノクロの君に恋をする』(新潮文庫nex)、『ビューティフル・ソウル』(講談社ラノベ文庫)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

34
かつて女装をしていた34歳の竹村がたまたま見つけた、16歳の「美少女」ユヅキ。その出会いから理想の女装像に惹かれ、複雑な想いや葛藤を描いてゆく物語。似たような嗜好の存在を見つけてそれが気になって仕方ない竹村。そこから始まった関係で感じる忘れていた思い、けれど今はもう自分は止めて仕事や家庭もあり、同じようにはなれない現実。かつての自分を知る人の変わった部分や変わらない部分に安堵し、自らにないユヅキの若さに対する複雑な想いを抱えて、けれどそんな自らの想いを認め折り合いをつけてゆく竹村の姿がとても印象的でした。2020/08/17

みのくま

8
本書はセクシズムとルッキズムとエイジズムの交差点にあるような作品であり、読後感は33歳の現在のぼくと16歳の過去のぼくの双方ともがボロボロに殴られたような印象を受けた。33歳のぼくは不可逆的な老いに直面させられた事によって。16歳のぼくは「ぶさいく」な自分に直面させられた事によって。本来ぼくは本作で重要事だとされている価値観には全て興味がない。服装も容姿の美醜も年齢もどうでもいいと思える人間なのだが、ぼく個人がそれでよくても周縁から雑音が聴こえていた事は何度もあった。なんでこんな事で馬鹿にされるのだろう。2020/12/29

バーニング

2
2024年開催のおかやま文芸小学校で購入した一冊。お店の女性が坂上秋成好きで、話が弾んでそこで購入した記憶がある。あの時の彼女がこの小説のどういうところをおもしろいと思ったのかを聞いてみたくなった。内容としてはデビュー作『惜日のアリス』を思い出すほど、バーを訪れる描写が多い。そこは優しい時間になる時もあれば、優しくない時間が訪れる時もある。この小説自体もそうで、優しさが根底にあるけれど、現実もちゃんと書く。そういう小説だと思ったし、その地に足ついている感じは坂上さんらしいと思った。2025/05/02

AKAWAKA

1
もう絶対そこには戻れないし、彼女にはなれないし、羨ましいし、妬ましいような気持ちすらある。そんな気持ちと、蓋をしていた気持ちに向き合ってるお話。でも、私もかなり人に恵まれてる。みんな、あたたか。“私“の人生、楽しそうに見える。何よりも34歳という年齢はこんなにも若くないことに驚く。2022/08/05

まさひろ

0
おもしろい。他の作品も読みたくなった。2022/01/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16101171
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品