色彩

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480804891
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

夢をあきらめ塗装会社で働く千秋。仕事にも慣れ、それなりに充実した日々を送るが、新人の存在がその日常に微妙な変化をひきおこす。第35回太宰治賞受賞作。

内容説明

淡々と描かれる日常が、深い感動へと誘う傑作!プロボクサーの道をあきらめた千秋は、懐の深い親方の下で塗装業の仕事に就き、日々はそれなりに充実している。そこへ美術の専門学校を出た新人加賀君が入ってくる。仕事の覚えは早く、酒には弱いが周囲に好意的に見守られる加賀君に違和感をぬぐえない千秋。嫉妬とも違うその違和感の正体とは?塗装業で働く人々の仕事と日常を繊細な心理描写と共にリアルに描く。第35回太宰治賞受賞作!

著者等紹介

阿佐元明[アサモトアキ]
1974年、東京生まれ。「色彩」で第三十五回太宰治賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

71
【NetGalley】【第35回太宰治賞受賞作品】何気ない日常の物語。誰もが味わう日常での思いが克明に描かれている。派手さは無いものの胸に心にジワジワと染み込んでくるよう。2019/09/10

kei302

31
外壁をピンク色に塗るときの気分の高揚感や、壁一面の空と木々の絵を通して、千秋が加賀君と気持ちをシンクロさせていく過程が読んでいて心地よかった。『何でも食べなければ大きくならない』の信念で千秋たちに塗装以外の仕事の技術を積ませ、ともすれば、行き場をなくしそうな若者たちを支えている親方の人柄がいい。逃ていたこと、目を逸らしていたことに対して向き合うようになっていく千秋の心境の変化が静かに伝わってくる。2019/09/16

rosetta

22
★★★☆☆あら奥さま、こちら35回の太宰治賞なんですってよ。元ボクサーの主人公千秋。塗装屋で働いている。入って来た後輩加賀君は美術系の学校を出た田舎者。愛されキャラだが千秋はどうも馬が合わなく感じている。妊娠中の妻が加賀君を妙に意識しているのも気に食わない。親方も同僚もみんないい人で、千秋だけが浮いているのか。元ボクサーが主人公ということだけが興味をひいたけど、ボクシングの話はあっさり。経験者ではないのかな?最後はこじんまりと綺麗に纏まって、太宰治の名を冠した賞にこういう話が相応しいのかなぁ(笑)2019/10/26

びぃごろ

13
太宰治賞受賞作品。新聞紙上で紹介されていた。親方と高俊と俺ら三人は塗装屋だ。一人増やそうかと募集し、やってきたのは豆電球、加賀君。油絵をやっていたこいつのことがどうも好きになれない、元ボクサーの俺。この気持ちのモヤモヤをどう処理するのか気になって読んでみた。千秋も加賀君も親方が持ってきてくれた大きな壁の塗装によって前に進む。周りが手を差し伸べていてくれていることに、渦中の自分は気が付かないってことか…中編。読後良し。2019/11/28

遠い日

11
塗装屋で働く、元ボクサーの千秋。美術専門学校卒の加賀君の登場で、これまでの、親方と先輩高俊とのトライアングルが変化する。初めての、慣れない仕事に取り組む加賀君の、要領の悪さや生真面目すぎる態度に、苛立つ千秋の内面が淡々と描かれる。塗装という仕事の細かな部分も描かれ、千秋の仕事に対する思いが見える。ボクサーを諦めた自分と、油絵をやめた加賀君に共通するもの、しないもの。そんなことを自問するようになる。若さの傲慢さと気弱な側面、彼らを染め上げた色彩は青春だ。タイトルの意味を噛みしめる。2019/12/24

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