出版社内容情報
老化も含めて60歳は自由だ! そう思えば将来(不安はゼロではない)もどーんと受け止められる。人生をきれいに生き尽くせるかは50代が勝負! ユーモアあふれる短編連作。
内容説明
準備はいい?女子必読!身につまされながらも思わず笑っちゃう連作短篇を10篇収録。
著者等紹介
平安寿子[タイラアスコ]
1953年広島市生まれ。フリーライターを経て、1999年『素晴らしい一日』にて第七十九回オール讀物新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
りんごのほっぺ
101
★★★★★ 図書館でタイトルに惹かれ♪表紙見て、更に惹かれ♪♪初読み作家さん。すごく面白かった~!◆なんだか不思議な本。小説なんだろうけど、読んでて度々「…エッセイ?」と錯覚しまくった(笑)平さん、この本の時がちょうど主人公と同じような歳みたいだから…きっと自分の体験も書かれているんだろうな~と勝手に想像してしまった。老化現象のあれこれが、ユーモアたっぷりに描かれており面白い♪◆私は20代後半ですが「素敵なばーさん」になりたいっての賛成~!それ理想!今後も歳を重ねるごとに読みたい本♡バイブル本にしよう♡笑2015/06/14
パフちゃん@かのん変更
95
読メのレビューで面白そうだったので読みました。初読みの作家さんです。でも私の一つ上で内容も還暦あるある話。小説ですがエッセイみたいなもんですね。群ようこさんのエッセイだってこんなもんじゃないですか。群ようこさんとは同じ年です。顔は浮かぶのに名前が思い出せないとか、老化話やボケ話はまさにあるある。老眼と加齢臭はまだ分かりませんがあとは全部身につまされます。あと20年、元気に生きよう(^^)v2015/06/18
美登利
86
プレばーさん、還暦を迎えた文子は独身、両親を看取って気ままな一人暮らし。兄たち家族がいるので天涯孤独では無いけれど、もう少し年を取って病気や怪我をしたときはと悩む。著者をそのまま反映させたような主人公かしら。さっぱりと程よい加減の性格で、一般的には毒にも薬にもならないタイプの人は長生き出来るんだろうと思います。加齢が進むことにクヨクヨしても誰にも起こることだし!と凹んでは立ち上がる力が欲しいものですね。ほんの先の未来を見せられて実感あるあるですが、物語としては単調過ぎるかな~と感じました。2016/10/14
優希
66
エッセイのようでもあり、小説のようでもある不思議な文体で語られているのが印象的でした。老いることを悲観ではなく、ユーモアたっぷりに描いていて面白かったです。誰でも年老いていくことを思うと、こんな風に楽しく年をとれたらいいですよね。還暦あるあるなので、ちょっとピンと来ない部分もありましたが。還暦までまだ先ですが、ばーさんになる心がけはばっちりできたような気がします。2015/07/03
ぶんこ
62
とっくにプレばーさんでなくなっているので、読んでいる事が全部「その通り」でありました。 あまりに当たり前の事の羅列なので、殆どを斜め読みでした。 私のように、プレが取れて長い月日が経つ以前の方々には、かなり役立つハウツー小説でしょうか。 2015/02/27