太宰治賞〈2014〉

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  • サイズ A5判/ページ数 337p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784480804525
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

八百

15
南国の街、どこか。マラッカ海峡の匂い、潮風の。多分。そこいらあたり。いきなりおっぱいで、始まる恋愛話。わかるのは、それだけ。…受賞作の「コンとアンジ」をサラッと紹介すればこうなるか。選者の小川洋子さんはそれを「不親切を貫く才能」と絶賛した。何の説明もなく唐突に始まるストーリー、文法無視の奔放な日本語、男か女か、愛か狂気か、そして夢か現実か…そんなことも全くわからぬままに疾走する主人公。その支離滅裂ながら寸分もブレない強い力に引っ張られる緊張感はいつしか快感に変わる。井鯉こまさん、先物買いしておいて損なし2014/09/16

barabara

2
アンとコンジ。奇怪でサブカル臭。分かる人には分かるのか。2013の鮮烈な太宰治賞受賞作品とは全く毛色の違う作品だった。2014/09/04

kajuyu

2
受賞作「コンとアンジ」が素晴らしかった。物語が唐突に始まっていること、説明など無視して世界を創り上げることに徹底していること、文体を持っていること、またそれが独自的であること、がその主な理由で、だいたい小説なんて、朝目が覚めたら昨日眠りについたはずのベッドじゃなくて、窓の外の景色は見たこともなくて、それどころか性別年齢に至るまで昨日までと何ひとつ繋がっていない、しかもそのままで当たり前に過ぎていく容赦のない現実、という虚構なのであって、その虚構を自分をのみ信じて走りきった著者は意思は賞賛に値すると思う。2014/08/05

みどりまま

1
こぐまビルが読みたくて借りた。この作者、私ファンになりました。2016/01/08

parsley

1
★★★☆☆こぐまビルが一番好き。コンとアンジは読みにくかった。2015/03/25

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