内容説明
太った身体に暗い性格。友だちもいない、恋をしたこともない。27歳のOLタチバナサクラがそんな自分に別れを告げるべく飛びこんだドラァグクイーンの世界とは…第19回太宰治賞受賞作(「たゆたふ蝋燭」改題)。
著者等紹介
小林ゆり[コバヤシユリ]
1976年、埼玉県生まれ。大谷大学文学部哲学科卒業。会社勤務を経て2003年、『たゆたふ蝋燭』(単行本化にあたり『真夜中のサクラ』と改題)で第十九回太宰治賞受賞
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感想・レビュー
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ともがら
4
なぜこの本を選んだのかわからないまま読んでしまった(かならずワケがありますよね) だからざっと読み飛ばして、興味を引いたので、も一度読んでみた 人ってこんなに変われるのかな 人生に迷っている娘に読ませたい2016/11/22
みはえ
3
読み終えてから夜の闇の中を走り出したくなった。物語のはじめの頃とは想像もつかないサクラの豹変っぷりと鋭いエネルギーに憧れる。心のどこかにある解放されたい、という気持ちが高まる1冊だった。2017/04/23
mikarin
2
映像化されたら主役は渡辺直美だろうと思ったら集中して読めなくなってしまった。2014/08/09
uwanosora
1
妖しい感じかと思ったら意外と健全 何かを得るには何かを捨てないと ですかね2019/05/27
座敷ワラジ
1
変化前とネガティブ感情がすごい自分とシンクロ。私も何かきっかけを掴むためにいろいろぶつかりながらも進む事が出来れば、何かに気付き、変わっていく事が出来るのだろうか。2012/04/19