内容説明
神、空にしろしめし、犬、川に流されて、すべて世は事もなし。可笑しくて、怖くて、ちょっと哀しい永沢ワールドの楽しみ。初めての短篇小説集。
著者等紹介
永沢光雄[ナガサワミツオ]
昭和34(1959)年、宮城県に生まれる。大阪芸術大学中退。出版社での雑誌編集を経て、1988年以降、風俗、スポーツ分野で秀れたノンフィクション作品を発表
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感想・レビュー
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みお
7
なべて世は事もなし、というフレーズが昔から何故か気に入っている。そんな訳で、この本を見つけた時、思わず手が伸びた。作者や作品について全く先入観を持たないで読んだのが、却って良かったと思う。短編集です。恐い話、不思議な話、泣ける話、と色々あるが、どれもアイロニーがたっぷりふりかけられていて、いつの間にか引き込まれた。何か面白いかも……?2013/05/31
azur
0
妻が家を出て行く話が多い。つまんないのも多いが、表題作は良かった。最近よく新宿二丁目を通って帰宅するようになり、なんとなくこの作家のことを思い出したしだい。力の抜けたダメっぷりが心地よい。2014/11/23
hiratax
0
(20061205)この頃、著者が死んでしまったので追悼として。2006/12/05
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