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出版社内容情報
新たな統治術としての自由主義の問題を具体的現在に焦点を定めて説く白熱の講義
西欧における統治テクノロジーの歴史的変化を、政治経済学の登場からドイツおよびアメリカの新自由主義に至るまで、現代史の領域にも大きく踏み込んで分析する。
健康・衛生・出生率・寿命・人種などにより政治実践に対して提起される諸問題の合理化を試みる“生政治”を考察するために―ドイツ的形態の新自由主義およびアメリカ新自由主義を実証的に展望し、“ホモ・エコノミクス”の出現へと遡って市民社会を独自に分析する。現代史にフーコーが大きく踏み込んだ稀有な講義。“社会科学のアルケオロジー”の到達点。
内容説明
健康・衛生・出生率・寿命・人種などにより政治実践に対して提起される諸問題の合理化を試みる“生政治”を考察するために―ドイツ的形態の新自由主義およびアメリカ新自由主義を実証的に展望し、“ホモ・エコノミクス”の出現へと遡って市民社会を独自に分析する。現代史にフーコーが大きく踏み込んだ稀有な講義。“社会科学のアルケオロジー”の到達点。
目次
方法の問題
普遍概念は存在しないと想定すること
前年度講義の要約。国家理性にもとづく統治の制限された目標(外交政策)と、内政国家の無制限の目標(国内行政)
国家理性の外的制限の原理としての法権利
本年度の講義の展望。統治理性の内的制限の原理としての政治経済学
この研究全体に賭けられているもの。一連の実践と真理の体制との連結、そしてそうした連結による現実への組み入れの諸効果
自由主義とは何か
自由主義と十八世紀における新たな統治術の活用
自由主義的統治術の種別的特徴。(1)もはや単に法陳述の領域としてではなく真理形成の場所として市場が構成されるということ
方法の問題。狂気、刑罰制度、セクシュアリティをめぐって企図された探求に賭けられていたもの。「真理陳述の体制」の歴史の素描〔ほか〕
著者等紹介
慎改康之[シンカイヤスユキ]
現在、明治学院大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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