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出版社内容情報
アリストテレスとニーチェに拠りつつ真理の認識の系譜を検証し、〈知への意志〉の形態学を試みる記念すべき初年度講義。同じ時期の「オイディプスの知」を併収。
内容説明
20世紀最大の思想家ミシェル・フーコーの、“知”のエスタブリッシュメントの頂点に立つコレージュ・ド・フランスにおける講座の貴重な記録。1971年から死の直前の84年6月までの伝説的な講義では、壮大な思考の全容が各年度の尖鋭なテーマに沿ってスリリングに明かされてゆく。
目次
一九七〇‐一九七一年度講義
ニーチェ講義
オイディプスの知
著者等紹介
慎改康之[シンカイヤスユキ]
現在、明治学院大学教授
藤山真[フジヤママコト]
現在、明治学院大学大学院文学研究科博士課程在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆☆☆☆☆☆☆
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最後の「ニーチェ講義」が一番面白かった。最近はやりの思弁的実在論も、けっきょく元ネタはニーチェなんだなぁ。2016/02/01
みちしるべ
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アリストテレスやニーチェの著作から引用された言説に対して、フーコーが考察していく。 過去の哲学者の著作を読んでないと、フーコーがこだわるポイントがよくわからない。認識が快楽的欲求に発してるとか、真でない心理とか、暴力とか…。各哲学者の思索の根幹なのか、重箱の隅を突いてるだけなのか…。 各哲学者の思索を否定するものでなく、その発展あるいは新解釈の発明の過程(とその転換点での出来事など)を辿る考古学的な取り組みという、フーコー自身の研究テーマを感じることができるいい書籍であった。2024/04/16