内容説明
「好かれるために首相をやっているわけじゃない」正義感の強い真面目な少女が「鉄の女」になるまで。
目次
序章 イギリスで最も愛され、嫌われた首相
第1章 少女時代
第2章 思春期時代
第3章 オックスフォード時代
第4章 議員時代
第5章 党首・首相時代
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
97
サッチャーの伝記的読みもの。難しい漢字を使用しているが、フリガナもあるので高学年か中学生向きかな。伝記であるから、また伝記で扱われるような人だから、基本は褒めているばかり。しかし、褒められるべき努力な人なのは間違いない。私が尊敬してやまないルース・ベイダー・ギンズバーグより8歳上。共通点は努力で道を切り開き、若くして理解あるオットと結婚し子供をもっていること。思い立って1年前に準備をしてオックスフォード受験、補欠で合格、24歳で保守党の立候補者となり落選。(続く)2025/03/22
佳音
71
良かった。なにが困るって、キラキラおめめの伝記マンガとWikipediaで人物を理解することではないかい?専門家じゃないけど。 この本は、表紙から窺えるよりずっと読みやすいし、子どもの伝記ではぶかれがちな部分や、子どもが指針となるような点がしっかりおさえられていると私見する。例えば、サッチャーなら、政治家として行った政策についてや学んだ事柄、精神的支柱ついて小学生高学年が読んで理解しやすい内容になっている。小さい時は、マンガ伝記で、段階的にこのような本を読んで深める事ができたら私の人生も変わっていたか?2019/12/15
ひとみ
5
ヨーロッパ初の女性首相であり「鉄の女」と呼ばれたマーガレット・サッチャーの評伝。そういやサッチャーって何をしたのか全然知らないな…ということで読んでみた。高い階級の出ではないが教育熱心で勤勉な両親の元に生まれたこと、働き者で努力家であること、演説が上手で実務能力に長けていたことが先に読んだ市川房枝と共通していた。実務に長けているということが政治家には必須の資質なんだろうか。努力でなんでも成し得てきた人は敵に回すと厄介そうだな…となるが、パワフルで戦闘的なスタイルには魅力が無いわけでもない。2017/01/13
marua
5
評伝の入門編としてはちょうどいい分量。寺田克也の表紙とブックデザインは好き。だけど、やはり文章がいささか短絡的すぎてエピソードに説得力が薄いセンテンスもちらほら。サッチャーだけでなく、現代史を勉強しなおさないとダメですね、何にも知らな過ぎです。わし。2015/10/03
プラス3
4
”鉄の女”の伝記にしては、やけにあっさり。ヤングアダルト向けだから仕方ないにしても、もう少し世界情勢や各国要人との関わりを書いてほしかった。あと全体的に漂う「少女よ、大志を抱け」みたいな雰囲気が鼻につく。そして何より、解説:浜矩子ってところが違和感ハンパない。2016/12/11
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