小田実評論撰〈2〉70年代―世直しの倫理と論理など

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  • サイズ A5判/ページ数 574p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784480704429
  • NDC分類 081.6
  • Cコード C0395

内容説明

ベトナム戦争激化そしてアメリカの敗北、沖縄返還など、考え方を根本から問われる事態が続く。「生きる」ではなく「生きつづける」道をさぐる重要な論文を多数収める。

目次

1 「生きつづける」ということ
2 世直しの倫理と論理
3 現在から過去へ
4 状況から
5 共生への原理
6 文学

著者等紹介

小田実[オダマコト]
1932年、大阪生まれ。少年時代より小説を書き始める(1950年、高校2年のときに『明後日の手記』、翌1951年出版)。東京大学文学部言語学科卒業。東京大学大学院西洋古典学科在学中にフルブライト奨学金でハーバード大学へ留学。留学後、世界各地を回って綴ったエッセイ『何でも見てやろう』(1961年)が大ベストセラーになる。翌62年『アメリカ』を出版。アメリカ文明に対するその鋭い精神が、60年代後半のベトナム戦争反対市民運動グループ「ベ平連」での(中心人物の一人としての)活躍へと結実する。文学的方法としては、近代日本に固有の私小説的伝統を排し、戦後文学を特徴づける「全体小説」を標榜。その文学論をもとに、日本の各大学、ベルリン自由大学、ニューヨーク州立大学、メルボルン大学など世界各地の大学で教壇に立つ。著書に『HIROSHIMA』(ロータス賞受賞)『ベトナムから遠く離れて』『大阪シンフォニー』『玉砕』、『「アボジ」を踏む』(川端康成文学賞受賞)『さかさ吊りの穴』『被災の思想 難死の思想』『でもくらてぃあ』『これは「人間の国」か』『ひとりでもやる、ひとりでもやめる』『崇高について』(「ロンギノス」との共著)ほか多数がある
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