内容説明
少年の日に知った自然への驚きと喜びをそのままに、山釣りに向かった素石。魚、川、山にひそむ神秘と魅力を、ユーモアたっぷりの文章でつづる、厳選されたエッセイ集。
目次
「逃げろツチノコ」(わたしのツチノコ(田辺聖子)
怪蛇現わる
幻のツチノコ
探検志願者 ほか)
「逃げろツチノコ」補遺(ツチノコ騒動;亀岡の五八寸;薬効あらたか“ゴハッスン”;ツチンコにやられた話 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あじ
43
ゴハッスン(太さ五寸長さ八寸)、コロ(転がる奇癖)、ツチヘビ…まだまだあるのよ、俗称【ツチノコ】の方言名。各地に残る目撃談を検証してみると、驚いた事に形状や動作などの特徴がほぼ一致していた。またとにかく危険な生き物だから、近付くなとの祖先からの伝承も多い。著者はツチノコ探しの会を結成し、家族そっちのけの男衆を引き連れ、長年に渡る捜索を続けた。その道のりを随筆に認めた年代古い読本だ。♪あん畜生の噂を 聞いたらすぐに教えて 地球の果ての町でも 逮捕に向かうつもりよ WANTED!追記・最近、文庫になりました。2016/12/18
ふろんた2.0
6
★★★2018/12/13
ナツ
5
最後までツチノコの実在の証拠を筆者が獲得できなかったが存在を否定できる証拠も無く、夢も希望も持ったまま読み終えれたのは良かった。2020/02/19
Ryo Sogawa
0
筆者らが1960−70年代にツチノコを追い求めた記録。2016/12/31
takao
0
ふむ2018/01/13