内容説明
動物を見れば、恋愛もニンゲンの奇妙さもよくわかる。見れば見るほどおかしな珍獣の、初心者のための入門書。
目次
第1章 レクチャー―珍獣初心者のあなたへ(レクチャー開始 珍獣とは何か(珍獣と苦薬をともにしないか)
レクチャー2 動物を買うとは?(その動物は「商品」か「自然物」か?) ほか)
第2章 動物の飼い方(齧歯目とウサギ目(あなどれないカリガリ軍団)
サルの仲間(霊長目)(サルはボンボン生まれない) ほか)
第3章 畜生とケダモノの日々(店の名前は動物堂;ドングリとチャコちゃん ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
hf
1
(2020/4/1)1997年6月の本らしい。奈良と大阪の県境にあるお肉屋さんの周りを車でうろうろしながら読んでいた記憶がある(危ない)。著者の写真が最近(ここ5~10年くらい)の妖精みたいな飴屋さんとは全然違う。東京グランギニョルの美少年の飴屋さんとも。文章のトーンも違っていて驚いた記憶がある。興味本位で珍獣を飼いたがる人を叱るような感じがあった。私は今日にいたるまで飴屋さんの文章はこれしか読んだことがない。筑摩書房の<にこにこブックス>シリーズの本について調べたくなった2016/08/19
ジョンとらぼるた
1
牛の人工受精、(雄1頭の精子で雌2000頭を孕ませる)牛の赤ちゃんが飲むミルクは粉ミルク。「俗なカモメなどいない。ジョナサンもいない。すべてのカモメが、ただ、生きているだけだ」2014/05/29
ときお
0
「ハタから見りゃバカみたいに見えるだろうが、愛はいつだってバカげている。結局のところ、愛情なんてのは何だか得体のしれないもんだから、理詰めで考えるわけにもいかないのだ。冷静に人を愛せる人なんて、いないもんね。」あと、「エコロジーって何?」というエッセイが非常に僕の心性とあっていた2014/10/05
seichan
0
東京グランギニョルの主宰者にして珍獣ショップ店主(だった)筆者によるユニークな本。わりと飼いやすいところから珍獣の紹介がいろいろと並んでもいるが、それだけに留まらず、珍獣とは何かの定義や、動物を金銭で売り買いすることの考察、動物と暮らすたのしさ、あまり紹介されない「ニオイ」の問題など、いろいろと納得したり感心したりしながら読み進めた。珍獣を飼う気がない人にも、一読を勧めたい。面白い本だ。2014/06/16
mero
0
食物連鎖。 動物知識の本だと思った。知らなかったことに触れられて楽しかったし、何も知らずに見てる世界とこれを知ってから見る世界は、ちょっと変わってくるなあと。私も死んだら、土に帰りたい。2020/06/18
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