ちくまプリマー新書<br> 文学部で読む日本国憲法

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ちくまプリマー新書
文学部で読む日本国憲法

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  • サイズ 新書判/ページ数 176p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480689634
  • NDC分類 323.14
  • Cコード C0232

出版社内容情報

憲法を読んでみよう。「法律」としてではなく、私たちがふだん使っている「日本語の文章」として。綴られた言葉は現代を生きる私たちになにを語りかけるだろうか。

長谷川 櫂[ハセガワ カイ]

内容説明

憲法を読んでみよう。あえて法学の作法を用いず私たちがふだん使っている「日本語の文章」として。そこに綴られた言葉の奥に、どんな叡智が込められているのか。民主主義・平和主義・表現の自由の原点に立ち返る。

目次

第1章 前文を解体する(前文はなぜ難しいのか;明治憲法への断罪と旧体制との決別 ほか)
第2章 闘う日本国憲法(「国民の信託」というフィクション;「万世一系」という大義名分 ほか)
第3章 民主主義の理想と現実(国民の意思をどう集約するか;民主主義は「数の政治」 ほか)
第4章 平和とは言葉の戦争(戦争、戦力、交戦権を放棄;安保条約、在日米軍、自衛隊 ほか)
第5章 表現の自由と人間の幸福(国民の幸福こそ民主主義の目的;表現の自由は民主主義の土台 ほか)

著者等紹介

長谷川櫂[ハセガワカイ]
1954年熊本県生まれ。東京大学法学部卒。読売新聞記者を経て創作活動に専念。俳句結社「古志」前主宰、東海大学教授、「朝日俳壇」選者、「季語と歳時記の会」代表。『俳句の宇宙』で第12回サントリー学芸賞、第五句集『虚空』で第54回読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

calaf

14
日本国憲法の国民主権、平和主義、基本的人権の尊重(特に言論の自由)は全て「言語」に関する項目。これを読み解くことで、戦後の時代精神を考える...という本らしい...見方は結構新鮮で、なるほどという部分も。でも、え?と思うような部分もあるかな...それなりに楽しめました。2016/10/02

樋口佳之

9
たとえば結婚相手を選ぶ場合、優しくて顔がよくてお金持ちの相手がいいと思っても、そんな人はそういません。そうなると、条件のうち何をいちばん重要視するか、逆にどの条件を捨てるかという決断を迫られます。このように人間は誰でも日々、ワンパックの選択をこなしながら生きています。そして選挙も人生におけるいくつものワンパック選択の一つにすぎません。/戦後の時代精神としての憲法を読むなら、もう少し文学部っぽく掘り下げて欲しかったかなあ2016/09/21

フム

8
日本文学として日本国憲法を読むというのがおもしろかった。「『陰翳礼賛』が戦前の時代精神を表しているなら、戦後の時代精神について考える作品は…とたどり着いたのが日本国憲法」というのがなんともひざを打った。江戸時代は太平の世を目指し、内戦も少なかった。幕末以降に一転して戦争国家に変わる。それは過激な尊皇攘夷思想が明治政府のベースにあること。それがその後の政治指導者に受け継がれ、太平洋戦争へ、安倍政権へと続いている。ヘイトスピーチなどに表出する外国人差別もその辺りに根があるとしたら説明がつく気がした。2016/10/07

びすけっと

7
2016年8月刊。新聞読書欄記事&著者インタビュー記事つながり。日本国憲法、とりわけ前文について日本語文法の視点からその意するところを読み下した本です。聞き慣れない単語があったり、複文や重文があったりするので、取っ付きにくいけれども実はとても良く練り上げられている文章であることが分かりました。(そりゃあ、憲法ですから、当然ですが)。憲法改正が現実味を帯びる中で、「憲法とは国のあり方の理想を高く掲げるもの」という著者の考え方に共感しました。現実に即するのではなく、私たち国民が掲げる理想が憲法に納得!2016/10/26

Takao

4
2016年8月10日発行(初版)。東海大学文学部でおこなわれている「日本国憲法を読む」という講座を収録。巻末に日本国憲法全文を付す。文学部の講義で日本国憲法を文学(?)のテキストとして選ぶという発想が面白かった。著者は「日本国憲法が戦後の時代精神を考えるのに絶好の教材」という。おもしろく、一気に読むことができた。2016/09/02

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