ちくまプリマー新書<br> 「奇跡の自然」の守りかた―三浦半島・小網代の谷から

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ちくまプリマー新書
「奇跡の自然」の守りかた―三浦半島・小網代の谷から

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480689580
  • NDC分類 519.813
  • Cコード C0245

出版社内容情報

笹を刈ったり、水の流れを作ったり、人が手をかけなければ自然は守れない。流域を丸ごと保全した「小網代の森」の活動を紹介し、自然保護のあり方を考える。

内容説明

源流から海までの生態系が自然のまま残された「小網代の谷」はどのように守られたのか?地元の人や訪れた人たちが手伝い一緒に森を育てる、自然保護の新しい形とは?

目次

はじめに 小網代入門
第1章 奇跡の流域「小網代」を発見!―1983~87
第2章 オンリーワンの「奇跡の谷」を守りたい―1988~91
第3章 小網代をサンクチュアリに―1992~2011
第4章 開園に向けて―2012~14
第5章 小網代の谷の未来

著者等紹介

岸由二[キシユウジ]
1947年東京生まれ。横浜市立大学文理学部生物科卒業。東京都立大学理学部博士課程修了。専門は進化生態学。慶應大学名誉教授。流域アプローチによる都市再生論を研究・実践。NPO小網代野外活動調整会議代表理事

柳瀬博一[ヤナセヒロイチ]
1964年生まれ。NPO小網代野外活動調整会議・副代表慶應義塾大学経済学部2年生の時、岸由二教授の授業を受け小網代の谷の保全活動に携わるように。平日は出版社で広告プロデューサー兼編集者。週末は、小網代で観察会のガイド、土木作業、運搬仕事などを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

115
三浦半島は私にとってはなつかしい地域です。父方の祖父が横須賀出身でしたのでなんども行っています。数十年前にもこの本の話題となっている小網代に行ったことがあります。夜でしたがかにがものすごく陸地に上がってきたのを見た覚えがあります。まだまだ開発されずに残っていたのですね。このような森が首都圏近くにあるというのは奇跡に近い気がします。最近は三浦半島の先端から住民が減ってきているということも聞いており今後ずっと残っていく可能性が大きいですね。2018/05/09

molysk

41
三浦半島、小網代。この地は、流域全体に開発の手が入っていない、世界的にも稀有な一帯である。いかにして自然は守られたのか。開発する企業や自治体を悪者扱いして、自然に一切の手を加えず、政治家を巻き込んだ反対活動を立ち上げる?実際は逆で、企業や自治体と手を携えて開発に賛成して、自然を適切に管理するために人工物の造成も行い、何でも反対の活動にはくみしない。この姿勢が小網代の森を守ったのだという。これは面白い。人里に近い自然を残すには、人との関わりは避けられない。泥臭い調整を厭わなかった筆者らの活動に、頭が下がる。2020/08/10

Kikuyo

33
小網代の森は、水系を軸として、森林、湿地、干潟および海がまとまった丸ごとの自然がある「奇跡の自然」エリアだ。2000種の生き物が生息する。尾瀬のような厳正保全ではなく、地域や自治体を巻き込みながら、時には大胆に伐採することもある「流域思考」に基づいて管理されている。「手入れ」も大切。また、環境保全VS開発という構図は無く、上手にいろいろなモノと折り合いを付けながら活動していくことと工夫の積み重ねがある。人と自然が互いにイキイキと輝いている世界を目指したモデルケースとなっていて、大いに参考になる。2016/09/26

みさどん

25
感動しちゃった。自分が幼い頃は、用水路に台所の水や家畜の糞尿がそのまま入っていたのを覚えている。環境に配慮がなされていなかった時代だったな。九州は反対があったにも関わらず湾のせき止めがあって、悲しかったし。この小網代の谷、保存がかなって本当に素晴らしい。行きたい!2018/12/03

Hiro

21
小網代の谷という「奇跡の自然」にどれ程の人の想いが詰まっているのかを感じ取れました。僕自身、森や海、山や川など自然の中の、あのなんとも言えない心地良さと安らぎに満ちた空間が大好きです。だから、小網代の谷に行ってみたいと思うとともに、ずっと守られていて欲しいとも思いました。自然は、現在の地球人よりずっと長くそこにあります。その長い年月の中で、そこにいた人間や、動物の想い、それと、大地の移り変わりも積み重なっていると思います。だからこそ、自然は守るべきだと思うので、岸由二さんには、敬意を表したいと思いました。2019/02/27

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