出版社内容情報
知らないと恥ずかしい古典も。図書館に埋もれている名作も。読まずにいるのはモッタイナイ! 物語の世界に心ゆくまでひたれる、選りすぐりの百冊を紹介します。
内容説明
誰でもタイトルは知っているけれど、ちゃんと読んでいなかったあの名作も。現代的なテーマで今こそ読みたい、図書館に埋もれたあの作品も。物語の世界にひたれて、どんどん読めて、読後感がいい―そんな児童文学の選りすぐりの百冊を紹介します。
目次
第1章 大人のテーマが子どものなかへ
第2章 薄くても、中身は濃いですよ
第3章 児童文学は愛情不足をこんなふうに描いています
第4章 十代の反抗―プロブレムノベルス
第5章 もう一度読み返したい名作たち
第6章 嘘みたいなほんとうの話
第7章 骨太すぎるオーストラリアの物語
第8章 おすすめしにくい本たち
第9章 究極の癒し系、クリスマスブック
著者等紹介
赤木かん子[アカギカンコ]
児童文学評論家。長野県松本市生まれ。1981年、法政大学英文学科卒業。1984年に、子どもの頃に読んでタイトルや作者名を忘れてしまった本を探し出す「本の探偵」として本の世界にデビュー。以来、子どもの本や文化の紹介、ミステリーの紹介・書評などで活躍している。図書館の改善運動にも積極的で、近年は特に小中学校の図書館の活性化に努めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
91
子供向けの本が百冊紹介されています。私は柳田さんの本などの影響から絵本や童話をかなり読んでいるつもりです。読み友さんの紹介された本などもできるだけ読もうと思っていますが、一つの指針としてこのような本も参考にしたいと思っています。いくつか読んだ本もあるのですが、すべてを読んでいくつもりで頑張りましょう。2015/07/06
はる
61
「大人になった今だからこそ読みたい児童文学」がテーマのガイドブック。紹介されているのはすべて海外作品。テーマがテーマだけに少し上級者向けという感じの本の選択。知らない本がたくさんありました。既読の本も赤木さんの魅力的な解説を読むと、ついついもう一度読みたくなります。おすすめ。2016/05/25
ぶんこ
58
はるか昔に赤木さんの本を読んで、私も子供たちに、今読むのに適した本を勧められる人になりたいと思った事を思い出しました。読んでない本が多く、図書館検索するとほとんどが「書庫にあります」となるほど古い本が多かったです。読みたい本に登録しておいて、ゆっくり読んでいきます。2016/06/21
たーちゃん
35
大人も楽しめる児童文学を紹介した本です。初めて聞く題名のものが多かったですが、気になるものばかりでした。さてどの児童文学から読もうか。2020/02/26
マッピー
27
私の児童文学においての師匠というか指標と言える赤木かん子さんの本。文学全集に収録されるくらいの作品は読んでいる。けれどもそれ以上の、またはそれ以外の読みどころのある作品を読めていなかった私。年をとって、今の文字が小さく感じられるようになる前に、なんとか児童文学を読みなおしたいと思いました。多分今が最後のチャンスなのだ。本当に座右の銘としてこの本を手元に置き、読むべき本を読みたい。思うほどに余生は長くなく、焦る気持ちをなだめながら、読書欲と向き合うこの頃。2022/12/16




