内容説明
住宅は人生最大の買い物、家賃だって高い。なのに知識が足りない。今どんな住み方が賢いのか、どんな新しい住み方が生まれているのか。戦後の日本人の住まい方の変遷をたどりつつ、リノベーション、シェアハウスなどの最新動向を紹介します。
目次
第1章 私の東京住まい遍歴―四畳半暮らしが大家になるまで(四畳半、トイレ共同からスタート;どうやって家を買うのかわからなかった ほか)
第2章 私たちはなぜこのように住んでいるのか?―戦後日本住宅史概説(敗戦直後の住宅不足;借家から持ち家へ ほか)
第3章 人口減少・超高齢社会の新しい住まい方―中古住宅のリノベーション(人口減少と超高齢社会;2000年代に入ると新しい動きが出てきた ほか)
第4章 地域とつながりながら住む―新築でも中古でも賃貸でも(シェアハウスはなぜ人気なのか;シェアハウスのメリット ほか)
著者等紹介
三浦展[ミウラアツシ]
1958年新潟県生まれ。消費社会研究家、マーケティング・アナリスト。一橋大学社会学部卒業。86年、パルコのマーケティング雑誌『アクロス』編集長、90年、三菱総研を経て、99年、カルチャースタディーズ研究所設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タルシル📖ヨムノスキー
28
「家」は人生最大の買い物です。長い年月ローンを組んで庭付き一戸建てを購入したとして、果たしてこんな不安定なご時世でローンを払い続けていけるのか?かといって分譲マンションはいざという時価値はなくなるだろうし…。少子高齢化が問題となっている昨今、私が住んでいる地域はなぜか高層マンションの建設ラッシュが。人の財布を心配する前に自分の住宅ローンの心配をした方がいいのだけれど。この本では戦後から現代までの住宅事情から今後の展開予想までをわかりやすく解説してくれます。キーワードは「リフォームからリノベーション」へ。2023/05/26
小鈴
17
読む本がなくなって最寄りの本屋で購入。プリマー新書なので中高生向きで語り口は優しくさらっと読めてリノベーションしたくなります。リノベよりも個人的に興味をもったのが、著者の転居履歴で、大岡山に住んでいたこと、また住みたいと思っていることに、やっぱりそう思うんだと納得。夫と家を買うならどの場所がいいか話すと大岡山の雰囲気が好きだと言っていて、行ってみると雰囲気いいんだよね。ただし、新築物件はまずなく、前にみた中古のお値段が6千万していたが。。。三浦氏の大家の探し方も凄いよく分かる、地域社会学的。2014/03/31
冬木楼 fuyukirou
15
これまでの住宅事情とこれからの住宅のあり方を著者の体験を含めて考察した本(?)かな。こういう「住まい」に関する話が好き。中古住宅をリノベーションして活用するというところに共感する。2017/11/11
calaf
12
個人的には、家なんて寝ることが出来ればOKという感覚なので、自分の好み通りに出来ると言われても、逆に戸惑うばかりという気がする...でもまぁ、いろいろな人々がいて良いのではないでしょうか。2014/06/02
る
7
著者の9回の引っ越し遍歴、戦後や団塊世代で住宅需要が高まったこと、中古か新築か、リフォームかリノベーションかなど、住まいに対する考え方や価値観がどう変遷してきているかが参考になった。2025/01/21