出版社内容情報
未知なる世界へ一歩踏み出す! そんな勇気を与えるために、悩める若者の様々な疑問に答えます。いま、ここからなにかをはじめたい人へ向けた一冊。
内容説明
なにかを始めようと迷っている。一歩踏み出す勇気がない。誰かが背中を押してくれたら…。若い時から世界に飛び出した著者がいろんな疑問に答えます。夢に向かって進む人へ向けた一冊。
目次
第1章 海外へ飛び出すために(なぜ旅に出たのですか;外国へ行くメリットってなんでしょう ほか)
第2章 個を創造する学び方(何をどう勉強してきましたか;うまくいく人といかない人はどこが違うのですか ほか)
第3章 知っておきたいメディアの現実(メディアが報じることは事実なんですか;現場へ行かなければ、現実を知ることはできないのですか ほか)
第4章 世界のためにできること(有意義な募金ってあるのですか;なぜ全員に当てはまる支援がないのですか ほか)
著者等紹介
石井光太[イシイコウタ]
1977年、東京都生まれ。作家。世界の物乞いや障害者を追った『物乞う仏陀』(文春文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒頭巾ちゃん
27
若者にたいして「それをする必然性は何か」「成し遂げるために最短距離をいけ」としています。さらに「直感を信じて、経験しろ」と一人旅を例にあげています。しかし、そう上手くいかないこともあります。その時は「ちょっと違う道に変える」とジャンボ尾崎 や画家を目指していた黒澤明の例をあげています。とにかく努力してみると道が拓けるとしています。特に好きなことを…。でないと続きません(+_+)巻末にはNGOのジレンマ、不法児童労働をなくしたら、家族が破綻し子供を売る話から、「正論だけでは片付かない」としています。2013/10/03
ヨータン
24
かなりストイックな方。学生時代にもの書きになると決めて、何がなんでも一日3冊本を読み切り、1週間に1本作品の書き写しをし、1ヶ月に1本試作を書き上げたそうです。ここまで自分を追い込めるって、すごいとしか言いようがありません。2015/01/11
しょうじ@創作「熾火」執筆中。
20
【15/11/15】自分のやりたいこと、為すべきことを見つけたら、そのための最短距離を選ぶ。規格外の武器を身につけること。ノンフィクションライターによる、エールと挑発の書。成功者の高みからの物言いと感じさせないのは、読者と共に呻吟しているからだろうと思う。2015/11/15
calaf
17
海外へ行けば、自分がいかに日本国内の常識にとらわれているかに気付き、本質は何かを考えるきっかけとなり、自分の弱さを知る事になる。これらはその後の自分の人生に大きくかかわってくる重要な事...というような感じの主張かなぁ...でも、基本的には著者と同じく物書きを目指す若者たちへのメッセージという面が大きい本と感じました。2013/08/05
ふろんた
13
ちくまプリマー新書なので、若者向け。危険な場所と言われるところであっても、今私たちが得ている情報はニュース記事を切り貼りしたものを得ているだけ。現地に行けば、そこで当たり前のように生活している人がいる。それは外に出て体験しなければわからない。学生の頃に読んでおきたい本ではあるが、自分が学生の時に読んでいたら、外に出ることが正解であって、それができないのがダメなのではないかとへこむと思うので、補足。何も知らないのは問題かもしれないが、本などで知識を得た上で、外に出ない選択をすることも前進だと思う。2014/10/03