出版社内容情報
今の大人は次世代に環境破壊のツケを回している。雪だるま式に増える負債の全容とそれに対する取り組みがこの一冊でざっくりわかり、今後何をすべきか見えてくる。
内容説明
今の大人は大量のecological debtつまり、環境破壊の「ツケ」を、次世代に回している。本書はこの「世代間格差」の全容を明らかにし、若い人たちが受け継ぐ地球の姿を克明に浮かび上がらせる。環境問題の過去・現在・未来を、この一冊からみつめよう。
目次
第1章 積み重なる環境負債
第2章 破れた地球の宇宙服―成層圏のオゾン層
第3章 厚くなる地球の毛布―深刻化する温暖化
第4章 生き物が住めない海―進む海洋の酸性化
第5章 失われる自然の恵み―生物多様性の減少
第6章 マグロやウナギが食べられなくなる?―漁業資源の「コモンズの悲劇」
第7章 アマゾンが砂漠になる?―止まらぬ森林破壊
第8章 広がる化学物質汚染―影響は次世代まで
第9章 環境負債を減らすには
著者等紹介
井田徹治[イダテツジ]
1959年東京都生まれ。83年東京大学文学部卒、共同通信社に入社。つくば通信部などを経て91年、本社科学部記者となり現在に至る。2001年から04年まで、ワシントン支局特派員(科学担当)。現在、編集委員。環境と開発の問題を長く取材、気候変動枠組み条約徹約国会議、ワシントン条約締約国会議、環境・開発サミット、国際捕鯨委員会総会など多くの国際会議も取材している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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