出版社内容情報
一人ひとりの空気の読み方がちょっと異なることから、いじめが起きるクラスと起きないクラスの違いが生まれる。そんな「しがらみ社会」の構造を解き明かし、自由に生きる道を考える。
内容説明
社会とは、私たちの「こころ」が作り出す「しがらみ」だ。いじめを止めたいのに傍観してしまう子どものように、望んでもいない行動をとるよう、私たちに仕向ける。そんな社会の構造を解き明かし、自由に生きる道を考える。
目次
第1章 ジントニックと凶悪犯罪―「心でっかち」のワナ(ジントニックのクイズ;計算式で解こうとすると… ほか)
第2章 天才は先生に作られる―社会は自分たちで作るもの(教室のピグマリオン;銀行の取り付け騒ぎ ほか)
第3章 クジャクのハネと「いじめ」の螺旋―社会ができるプロセス(クジャクのハネはなぜ派手なのか?;誰も望まない社会現象が生まれるワケ ほか)
第4章 ぐるぐる巻きの赤ちゃん―社会が分かるとは(文化の違いってなんだろう?;赤ちゃんをぐるぐる巻きにするのはなぜ? ほか)
第5章 空気と社会―がんじがらめの日本社会(日本には、世間はあるけど社会がない?;まわりに気をつかう日本人 ほか)
著者等紹介
山岸俊男[ヤマギシトシオ]
1948年生まれ。北海道大学大学院文学研究科特任教授。専門は社会心理学。一橋大学社会学部、大学院を経て、80年ワシントン大学・社会学博士。北海道大学助教授、ワシントン大学助教授を経て、北海道大学教授に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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