出版社内容情報
願望や期待、落胆、怒り、かなしみ……子どもが「ウザい」という言葉に込めた大人へのメッセージを読み取り、歩み寄ってみませんか?
内容説明
子どもが発する「ウザい!」ということばには、大人へのたくさんのメッセージが込められている。願望や期待、落胆、怒り、かなしみ…。子どもの「気持ち」と大人の「思い」を伝え合い、歩み寄ってみませんか。
目次
第1章 子どもが親をウザい!と思う時(誰とつきあおうと私の勝手でしょ;友達のことを悪く言うな! ほか)
第2章 子どもが教師をウザい!と思う時(いつもしつこく質問攻め;独断で悪者を決めつける ほか)
第3章 テレビ(メディア)や街で見かけるウザい大人(当事者でもないのに分かったふうなことを言う、高みに立った年寄り評論家;「昔はこうだった」みたいなことばっかり言う大人 ほか)
第4章 ウザいと思われない大人って(大人なんだから、子どもなんだから;感情の消化 ほか)
著者等紹介
山脇由貴子[ヤマワキユキコ]
1969年東京生まれ、東京都児童相談所の児童心理司。年間100家族以上の相談や治療を受け持つ。児童相談所のスタッフ養成のための講演を行うなど、国内外を問わず幅広く活躍。臨床現場の生の声を発信し続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
34
大人はウザイ! 。山脇由貴子先生の著書。子どもたちが大人になっていく過程で、大人はウザイ!と思うのは誰しもがとおる正常なことかもしれない。でも子どもたちの大人はウザイ! に込められた本当の意味や助けを求めるメッセージは、大人たちがしっかりと理解してあげる努力をすることが絶対に必要。2019/10/23
タルシル📖ヨムノスキー
28
ああ、5年前にこの本に出会いたかった。子供は大人を〝ウザい〟と思っている。これは多分、いつの時代も変わらない。自分も確かにそうだった。そう思っていた。そしてそんな〝ウザい〟大人にはなりたくない、いや、絶対にならないと思ってた。いや、誓った。…でも蓋を開けたらどうだろう。すっかり〝ウザい〟大人になってるじゃないか!今からでも遅くない。なんとかしなくちゃ。このシリーズは、中高生向けだけれど、中学校の先生、そしてこれから思春期を迎えるお子さんを持つ、すべての未熟な親、いや大人たちに読んでほしい一冊。再販熱望!!2019/06/13
ステビア
5
プリマー新書で出す必要あったのか?2014/03/01
takao
3
ふむ2024/04/23
まげりん
3
子等が「あるある〜」と盛り上がってた。同時に「そうだよね〜」とも。間違ってても謝らない。秘密を守らない。確かに大人対大人でも信用できない。子どもを子どもとしてではなく、人として接しなければいけないということだろう。つい先回りしてしまうが、子どもだって考えたいよね。大人だから正しくなきゃいけないなんて思う必要はないんだね。子どもに対する態度を考え直すきっかけにもなった。2018/03/22
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