出版社内容情報
教育や学校をめぐる問題は理想と現実で対立しても迷走するばかり。複雑で不条理な難題をさまざまなキーワードに分けて考え整理する。
内容説明
学校の目的は「すばらしい人を作る」ことではなく、「社会に適応できる人」を育成すること。自由も管理も理想も現実も、こと教育となると極端に考えがち。問題を「分けて考えて」、より「マシな」解決の道筋を見つけよう。
目次
序章 今こそリアルでクールな「上下関係」を
第1章 人間関係を「分けて考える」キーワード
第2章 そもそも学校とはどんな制度か
第3章 クールティーチャー宣言
第4章 「心の教育」よりも、まず「ルール」が必要
第5章 「規律か自由か」の二者択一ではなく、「間をとる」努力を!
第6章 「友だち先生」の実態
第7章 しつけは学校の責任か?
著者等紹介
菅野仁[カンノヒトシ]
1960年宮城県仙台市生まれ。89年東北大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位取得。東北大学文学部助手などを経て、96年宮城教育大学教育学部助教授、06年より同大学教授。専攻は社会学(社会学思想史・コミュニケーション論・地域社会論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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