ちくまプリマー新書
ファッションのチカラ

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480687616
  • NDC分類 593.8
  • Cコード C0277

出版社内容情報

ソニア・リキエル、ヴァレンティノ、三宅一生、山本耀司など綺羅星のようなデザイナーと交際してきた著者が、美しく身体に優しいファッションについて語る。

内容説明

よりエレガントになりたいという女性の夢を叶えるファッション。その最前線を走ってきた著者が、現在のトレンドに警鐘を鳴らし、健やかで美しい装いを提唱する。

目次

第1章 わが体験的ファッション史(私がファッションに目覚めたころ;ディオール旋風とカレッジファッション;エディターから商品企画の現場に;革命的な一九六〇年代ファッション;世界各地の気鋭のデザイナーたち;身体とファッションの関係について考える;花咲くセレクトショップの時代へ;ファッションのセカンドステージへ)
第2章 ユニバーサルファッションの時代へ(変身願望のピグマリオンたち;ファッションと女性の身体;若者にとっても不幸な「若者中心主義」;「体型」と「美しさ」の大いなる勘違い;ブランドとトレンドの画一化)

著者等紹介

今井啓子[イマイケイコ]
(NPO)ユニバーサル・ファッション協会名誉会長。1960年、明治大学卒。「ハイファッション」(文化出版局)の編集者をへて、高島屋に転職、「ファッション・コーディネーター」の先駆けとなる。その後、ニューヨーク大学大学院でウェルネス(健康学)を学ぶ。85年、資生堂に移って、商品開発に従事し、眼鏡や肌着など、からだに優しい商品群を送りだした。90年、ザ・ギンザで「セレクトショップ」のはしりを手がける。99年、ユニバーサル・ファッション協会を立ち上げ、2001年、高齢者の自立を重視する商品開発をめざして「湘南くらしのユニバーサルデザイン商品研究室」SUDIを設立した。同年、ファッション界でもっとも権威のある「毎日ファッション大賞鯨岡阿美子賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あんこ

15
近年のブランド記号化や大学生の無個性な統一的な装い、ファストファッションによる大量生産大量消費、メディアによる流行から来る他人化には常々疑問を抱いていたので、読んでみました。前半は著者の自分史のようなかんじだったので、なるほどー、と思いながらも、後半の現代ファッションへの危惧はなかなか痛快。常にメディアに躍らされている日本の若者ですが、今後どのようになっていくのか不安になりました。2015/03/24

佐島楓

15
「身体の他人化」「若者中心主義」のファッション、という箇所に頷けるものがあった。いくつになっても、女性は美しく、また自分らしく装っていたいものなのだ。戦後ファッション史としても参考になると思う。2013/07/21

はすのこ

3
良書。ファッションの歴史、人に与える影響を知ることが出来る。9号神話が大変興味深い。2015/12/25

調“本”薬局問悶堂

1
仕事は辞めてしまっても、やっぱり洋服は好きだから。自分の中に「ファッション」を取り入れることは辞めないから。 だからどうか、私の中に、新しい刺激がたくさん入ってきますように。 離れてみると自分が何に興味を持っていたのか。何に興味を持ちはじめていたのか。なおさら分かるものみたい。 好きだから辞めない!! 《2020年5月 登録》2007/06/22

numainu

1
評価C2014/07/07

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