ちくまプリマー新書
人はあなたの顔をどう見ているか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 143p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480687166
  • NDC分類 141.2
  • Cコード C0295

内容説明

容姿の悩みは誰にも多少はあるもの。ダイエットにプチ整形、コンプレックス産業は煽り続ける。でも「美しさ」を本当に考えたことある?美の競争から自由になる本。

目次

第1章 ぼくたちはみんなコンプレックスにまみれている
第2章 ユニークフェイスであるということ
第3章 見えないコンプレックスを捕まえる
第4章 コンプレックスを言葉にする
第5章 普通の中の競争。似たようなルックスをつくる争い。
第6章 脳の中に住む「もうひとりの理想の自分」

著者等紹介

石井政之[イシイマサユキ]
1965年名古屋市出身。豊橋技術科学大学・物質工学課程卒業。医療専門雑誌の編集記者などを経て、フリーランスのジャーナリスト、評論家。外見と社会の関係、医療問題などをテーマに取材執筆活動を行っている。顔にアザやキズのある当事者を支援することを目的に設立されたNPO法人ユニークフェイスの会長を務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Aya Murakami

86
県立図書館本 人はあなたの顔をどうみているか…普通(という名の特権階級)かそうでないかというふうに見ています。 制服とコンプレックスの話は意外でした。制服という名の同一性の隙をぬってスカートを短くしたり第一ボタンをはずしたり自分と他人の胸の大きさを比較して一喜一憂したり…。いましたいました、勉強を怠ってそういうことにうつつを抜かすバカな同級生!さらに大人が美容漬けになってお金をささげることができるのに未成年はそれができないという視点も斬新。2022/04/03

Ayanosuke

4
私は著者とは違う、所謂『普通の顔』の立場だけど、かなりコンプレックスで辛い思いをしました。この本に書いてあることは正しいとは思うけど、納得は出来なかったです。10代の主に思春期の子向けに書かれていますが、10代の私が読んだら、めっちゃ反発してそう。2013/03/21

hardm175r

4
人は多かれ少なかれ自分の容姿にコンプレックスを持って、それによって自分を「不自由」にさせています。 そのような事を著者がどうすればコンプレックスを軽くできるか述べています。 コンプレックスを軽くするには言葉で自分を身を軽くさせるようにしないといけない。 自分のコンプレックスを伝わるものになるまで語り続ける→何が原因かわかる→共感者が生まれる。 コンプレックスとは一人で抱え込むものではなくてみんなで戦うものだと感じました。 あとおもしろかったのは 制服文化 によって肉体コンプレックスを増長させている。でした2010/09/14

鈍行列車

3
人の顔というのは、どこか崩れていて、完璧なものなどひとつもありません。どんなに綺麗な人でも、完全に整った顔だと全員が思うことは、まず無理だろうと思うのです。この本では、その崩れたところを「コンプレックス」と呼び、それをどう扱うかについて書いています。制服で肉体の差異が目立つというのは、なるほどそうかもしれない、と思いました。コンプレックスに支配されず、自分らしく生きていけたらいいなと思います。2021/09/03

(*・ч・*)ガオー

3
買って2時間前後で読み終えた。要は、現代は過剰に美容に関する情報を流し、それに不安感をもっている人たちを煽り買わせようとしている。そこから脱出しない限りは永遠に理想の自分を追い求めてしまう。理想の自分とは決して満足することのない自分である。良い響きがあるかもしれないが、人によってはそれは永遠に出口のない迷路に迷い込んでしまうようなものである。だから、特に若いうちは自分の顔と「対話」をすること。好きにならないまでも、嫌いにならないように自分の顔を見つめ、「これが自分の顔だ」と納得することが重要。2012/06/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/467927
  • ご注意事項