ちくまプリマー新書<br> 生まれてよかったか?はじめての反出生主義

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ちくまプリマー新書
生まれてよかったか?はじめての反出生主義

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480685629
  • NDC分類 113
  • Cコード C0210

出版社内容情報

「生んでくれなんて頼んでない」

「親ガチャ“ハズレ”」

「子どもはほしくない」

その気持ちを論理で考える一冊



子どもは「生まれるか」を選択することはできません。親の一方的な考えのみで「存在させられる」のです。だから「生んでくれなんて言ってない!」と思うのは当然のこと。「親に感謝すべき」「幸せな人生を目指すべき」という重圧をほどき、生きづらさとともに生きるために。



◎本書抜粋

反出生主義は「死んだほうがいい」と言っている思想ではありません。ここが最も誤解されやすいところです。反出生主義が問題にしているのは、「新しく人を存在させること」です。すでに存在している人に「存在するな」と言っているわけではありません。まったく逆です。今いる人には、できるだけ良く生きてほしい。苦しみを減らし、少しでも良い人生を送ってほしい。反出生主義は、そういう思いから出発しています。(「まえがき」より)


【目次】

まえがき



第1章 生まれるって、だれの決断?

1 「頼んでない」は言ってはいけない?

2 親は依頼されていない/子は選べない

3 存在させることの一方通行性



第2章 「親ガチャ」を考え直す

1 そのガチャって誰が回してる?

2 金持ちに生まれたら幸せ?

3 「子ガチャ」の視点



第3章 「幸せ」を倫理学で考えてみる

1 快と苦は相殺できる?──功利主義という考え方

2 存在させることは「害」か?──ベネターの非対称性

3 「正解」はあるのか?──事実と価値を区別する



第4章 家族は「当たり前」じゃない?

1 「家族を大事に」の圧をほどく

2 一人でいるのは悪いこと?

3 友だち関係の作り直し



第5章 「ふつう」と「がんばれ」から自由になる

1 「1/2成人式」ってなんだろう?

2 どうしてがんばらなきゃいけないの?

3 「ふつう」を自分で定義する



第6章 「子どもをつくらない」を選ぶ倫理

1 作る権利・作らない権利

2 中絶・養子・教育の超入門

3 親を責めてもいいの?



第7章 ぼくらの生まれたこの世界で

1 ケアは血縁を超えられる

2 「持たない」生の充実

3 今日を生きる



ブックガイド──さらに考えたい人のために

あとがき

内容説明

子どもは「生まれるか」を選択することはできません。親の一方的な考えのみで「存在させられる」のです。「親に感謝すべき」「幸せな人生を目指すべき」という重圧をほどき、生きづらさとともに生きるために。

目次

第1章 生まれるって、だれの決断?
第2章 「親ガチャ」を考え直す
第3章 「幸せ」を倫理学で考えてみる
第4章 家族は「当たり前」じゃない?
第5章 「ふつう」と「がんばれ」から自由になる
第6章 「子どもをつくらない」を選ぶ倫理
第7章 ぼくらの生まれたこの世界で

著者等紹介

小島和男[コジマカズオ]
1976年生まれ。学習院大学文学部哲学科教授。博士(哲学)。専門は古代ギリシア哲学、反出生主義、うどん。日本うどん学会理事を務め、研究対象の貴賎の無さを語る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

かずぼう

19
良書。反出生主義を悲観的に捉えているとは思えない、むしろ生きる事を考えさせられる。生まれる時に『喜びだけください、苦痛はいりません』は通用しない、『悪いもの』もセットで付いてくる。だからこそ『好きだからこそ、苦しませたくない』と考える、それを生み出す事には慎重であるべきというのが反出生主義。読書中、身障者と分かっていながら出産する人が頭から離れなかった。2026/08/11

はるき

12
自分のあり方を考える良書。血縁だから大切にしなければいけないではなく、大切にしたい存在だから大切にする。家族関係に苦しむ全ての人に読んでほしい。2026/08/19

ソーシャ

11
反出生主義はどのような考えか、また生まれてくることをめぐる身近な倫理学の問題についてわかりやすく解説した一冊。現代社会の中でどうすれば今生きている人が幸せに生きることができるかという議論にも重点が置かれているのは、「自殺を勧める思想ではない」ということをわかってもらうためでしょうね。2026/07/20

10
生まれたくなんかなかった。けど親だって誰だって生まれたくて生まれてきたんじゃない。中学生程度に向けたとても易しく優しい内容で、「今いる人には良く生きてほしい」「苦しみを減らし、少しでも良い人生を送ってほしい」と繰り返しつつ、新たに存在させることの正しさを問うている。四方八方恨みながらも子を産んでる私自身の自己矛盾が解消されるほどではなかったけど、「親を許さなくていい」の一文は幾分呼吸を楽にさせてくれた。 ──著者は哲学科の教授で、日本うどん学会の理事もしているらしい。うどん…?2026/08/05

pppともろー

5
このレーベルにしてはなかなかチャレンジングな内容だが、とても大切なこと。人に優しいからこその反出生主義。2026/07/17

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