ちくまプリマー新書<br> 歴史小説のウソ

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ちくまプリマー新書
歴史小説のウソ

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  • サイズ 新書判/ページ数 176p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480685414
  • NDC分類 901.3
  • Cコード C0295

出版社内容情報

歴史小説を読んで、「自分もこんなふうに生きよう」とか「この過ちを繰り返してはいけない」と思ったことはありますか?

なぜ私たちは、創作物の中に歴史の真実があると感じるのでしょうか。

その秘密は、歴史と歴史学と歴史小説のもつれた関係にありました。



人気歴史小説家が「真実」を創り出す手口を種明かし!

小説にも漫画にも映画にも騙されず、自分の歴史観を持とう



―――

歴史小説であろうと、歴史学であろうと、あたるのは、どちらも同じく歴史──というか、過去の事実=ファクトです。しかし、それを押さえて終わりじゃなくて、どちらもファクトから真実=トゥルースを引き出してこなければならない。そのトゥルースが、歴史小説の場合は人間の真実であり、歴史学の場合は時代の真実なのだと、そういう言い方もできるでしょう。(本文より)


【目次】

はじめに



第一章 歴史は物語なのか

1 歴史小説の誕生

2 歴史学の誕生



第二章 歴史小説のウソ

1 歴史小説は何が書けるか

2 歴史を調べる

3 歴史上の人物から作中人物へ

4 本当に同じなのか



第三章 歴史小説と史観

1 史観とは何か

2 イデオロギーと史観

3 史観を持つ



おわりに

内容説明

歴史小説を読んで、「自分もこんなふうに生きよう」とか「この過ちを繰り返してはいけない」と思ったことはありますか?なぜ私たちは、創作物の中に歴史の真実があると感じるのでしょうか。その秘密は、歴史と歴史学と歴史小説のもつれた関係にありました。

目次

第一章 歴史は物語なのか(歴史小説の誕生;歴史学の誕生)
第二章 歴史小説のウソ(歴史小説は何が書けるか;歴史を調べる;歴史上の人物から作中人物へ;本当に同じなのか)
第三章 歴史小説と史観(史観とは何か;イデオロギーと史観;史観を持つ)

著者等紹介

佐藤賢一[サトウケンイチ]
1968年、山形県生まれ。東北大学大学院でフランス中世史を専攻する。1993年、「ジャガーになった男」で、小説すばる新人賞を受賞してデビュー。1999年、『王妃の離婚』で直木賞を受賞。2014年には『小説フランス革命』で毎日出版文化賞特別賞、2020年『ナポレオン』全3巻で司馬遼太郎賞、2023年に『チャンバラ』で中央公論文芸賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ふみあき

42
司馬遷やヘロドトスによって語られた「歴史」が元来持っていた癒やし効果(あるいはサイエンスに対するアートの部分)は、近代においてランケの実証主義の登場によって失われた。その代替物として近代人に求められたのが歴史小説である、というのが大体の論旨? 欧米では実在の人物を主役に据えた歴史小説が少ないのは、政治エリートに対する畏怖の念が日本人より強いからだ、というのはなんとなく納得(小谷野敦も似たようなことを言っていた気が)。ただ私が書名から想像した内容とはいささかズレていた、という意味では少し期待外れだった。2025/12/18

さとうしん

22
かつて歴史学徒であった歴史小説家による「歴史とは何か」。歴史小説と歴史学との違いというのは歴史学の入門書で必ず話題にされることだが、歴史学と歴史小説の両方に関わってきた佐藤賢一ならではの切り口になっている。当然歴史小説家としての立場というか、歴史学より優位な点をアピールするものにもなっている。「司馬史観」が戦後日本で受け入れられた事情の考察も面白い。歴史小説の愛読者だけでなく、歴史学に関する本の愛読者にとっても得るものがある本になっているように思う。2025/12/14

たかし

3
なかなか内容を一言で表せない。とっ散らかってて、一貫したテーマみたいなのがあるようでなく、口語調の文体も相まって著者の歴史小説についての雑談をまとめたような形になってる。そして、歴史小説について論じているが参考文献などはあげられておらず、日本と西洋の歴史小説は論じられてるが、東洋の、中国の歴史小説なんかは全く論じられてない。イデオロギー史観をいうのなら、中国の歴史利用みたいな話をしてもいいのではなかろうか…。著者の新書は『ダルタニャンの生涯』を筆頭に良書が多かっただけに残念ではある。2025/12/15

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