ちくまプリマー新書<br> 自己決定の落とし穴

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ちくまプリマー新書
自己決定の落とし穴

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480685308
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C0236

出版社内容情報

自分で決められる⇔責任を負わされる

ひとりを尊重する⇔孤独・孤立に陥る

やりたいことをやる⇔思わぬ非難を受ける

自分で決めたはずなのに息が詰まるのはなぜか。



自分のことは、自分で決める――。

本来善しとされるはずなのに、どこか疲れるのはなぜ?

そもそも自分で決めるってそんなによいものなのか。

他人の決めたことにはどこまで踏み込んでよいのか。

「自己決定」をめぐるこの社会の自縄自縛をときほぐす。



【目次】

第一章 自分で決めることに息苦しさを感じてしまう

……個人化が進む一方で責任を求められる社会

第二章 決定に対する責任の所在

……集団と個人の決定をめぐる責任の論理

第三章 決定を回避する私たち

……選ばずに済ませるためのエビデンスと合理性

第四章 自分で決めたことに追いかけられる私たち

……こうありたいと望んだ「自分らしさ」に囚われる

第五章 決めたことへの介入は「余計なお世話」?

……一人になる決定を尊重するか、孤独・孤立を問題視するか

第六章 緩やかに決められる社会へ

……決められない・誤ってしまう「弱さ」を受け入れるには

内容説明

自分のことは、自分で決める―。本来善しとされるはずなのに、どこか疲れるのはなぜ?そもそも自分で決めるってそんなによいものなのか。他人の決めたことにはどこまで踏み込んでよいのか。「自己決定」をめぐるこの社会の自縄自縛をときほぐす。

目次

第一章 自分で決めることに息苦しさを感じてしまう
第二章 決定に対する責任の所在
第三章 決定を回避する私たち
第四章 自分で決めたことに追いかけられる私たち
第五章 決めたことへの介入は「余計なお世話」?
第六章 緩やかに決められる社会へ

著者等紹介

石田光規[イシダミツノリ]
1973年、神奈川県生まれ。早稲田大学文学学術院教授。東京都立大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士課程単位取得退学。博士(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

19
自分で決めることは本来善しとされるはずが、どこか疲れるのはなぜなのか。自己決定を巡る社会の自縄自縛をときほぐす1冊。自分で選んだことに苦しくなるのはなぜか。そこには現代社会の個人化や自己責任の風潮が背景にあって、特に日本では集団気質と自己責任論が強く結びつき、声を上げなければ孤立する構造や、自己決定が尊重される一方で、選ばなかった人や選んで苦しむ人に冷淡な視線が向けられる現実、選択の自由が不自由さを生む状況を見ると、著者の提唱する他者との関係性の中で柔軟に選び直せる社会は確かに必要なのかもしれないですね。2025/10/08

kuukazoo

15
自己決定は人の自由に関わる大切な権利だけど自己責任がのしかかったり孤立を招くなど辛い状況に人を追いやったりする。また誰もが選択肢を持てて「決められる」わけではない。著者は今のような「強い」自己決定による社会的つながりの希薄化や格差の固定を懸念している。確かに自己決定と自己責任をくっつけ過ぎず、もう少し他者が介入できたりやり直しのきくゆるさがあった方がいいのかもしれない。当たり前と思われることを見直すよい機会ではあった。2025/10/04

takka@ゲーム×読書×映画×音楽

14
理性など西洋哲学に疑念を持っていることから、発売日すぐに手に取った。自分で決めるという自由は一見良さそうに感じるが、責任を負う・孤独に陥ることなどマイナス面も大きい。例えば、孤独は肥満・運動不足より死亡するリスクが高まることが研究で判明している。なぜこのようになったのか。読んでいて感じたことは、ムラ社会・空気など過去から研究されていた人間関係からの脱却。物・サービスが豊かになり「今・ここ」が1人で楽しめるようになったことが影響しているのではないだろうか。コミュニケーションも体力と同様に鍛えないと衰える。2025/08/11

KW

6
14年前に自分の希望で部署異動をした際に、辛いことがあり愚痴ろうとしたら先輩から「あんたが選んだんでしょ」と言われた記憶がずっと残っていた。この自分で選んだ道が間違ったと思った時にどうすべきかと思って手に取った。 自ら招いた結果を強いる社会は、結局失敗したくない正解を求め、選択できるはずができない構造を作る皮肉。決定して選ばないといけない、選ばないことは選ばない選択をしたと責められてる感じがするのは世の流れであると同時に、自分が出来ることは選ばなかった人、選んで苦しんでる人を自己責任と一蹴しないことなのか2025/09/06

oooともろー

6
自己決定できる社会がいいことは大前提。その上で、行き過ぎた自己決定を求められる社会は息苦しい。2025/08/27

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