ちくまプリマー新書<br> 死刑について私たちが知っておくべきこと

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ちくまプリマー新書
死刑について私たちが知っておくべきこと

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480685223
  • NDC分類 326.41
  • Cコード C0232

出版社内容情報

賛成派も反対派も「思い込み」で語る前に――



・犯罪抑止力はあるともないとも言えない

・「国民世論の多くが賛成」の根拠には問題がある

・「絞首刑は残虐か」の検証は70年以上行われていない

・政府は執行の具体的な情報を公開していない



死刑制度に「なんとなく」で賛成または反対していませんか。

冤罪があれば取り返しのつかない「究極の刑罰」にもかかわらず

その実態は知られておらず、十分な議論もなされていない。

日本の死刑制度とその運用にはどのような問題があるのか、

維持するのならどうあるべきか、考えるための材料を示す。

内容説明

死刑制度に「なんとなく」で賛成または反対していませんか。冤罪があれば取り返しのつかない「究極の刑罰」にもかかわらずその実態は知られておらず、十分な議論もなされていない。日本の死刑制度とその運用にはどのような問題があるのか、維持するのならどうあるべきか、考えるための材料を示す。

目次

第1章 死刑はどのように運用されている?
第2章 刑事荒策の暗黒時代とその後
第3章 被害者を支援するとはどういうことか
第4章 死刑存置派と死刑廃止派の水掛け論
第5章 日本の市民は本当に死刑を望んでいるのか
第6章 「死刑は残虐な刑罰か」の過去・現在・未来
第7章 アメリカが死刑を維持するためにとった7つの観点
第8章 死刑存廃論のミニマリズム

著者等紹介

丸山泰弘[マルヤマヤスヒロ]
立正大学法学部教授。博士(法学)。専門は刑事政策・犯罪学。日本犯罪社会学会理事、日本司法福祉学会理事。2017年にロンドン大学バークベック校・犯罪政策研究所客員研究員、2018年から2020年にカリフォルニア大学バークレー校・法と社会研究センター客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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学生

8
5/17(土曜日)17:30~ TBS 報道特集で、死刑について報道されていたのを見て、死刑を決定する側も知識が必要なんだと痛感しました。2025/05/20

oooともろー

6
死刑に賛成するにしろ反対するにしろ、正確な知識が必要。日本における無期刑の実態。量刑冤罪という概念。とても参考になりました。2025/05/13

manabukimoto

5
死刑存置論者も死刑廃止論者も、そもそも「死刑」について知っていないのではないか、と著者の丸山先生は言う。 死刑の対象となる刑罰は何か、死刑はどのように行われているのか、国際情勢(死刑廃止国が増えている)中で、死刑存置国であるアメリカはどんな制度で死刑を存続しているのか。 ・外患誘致罪の刑罰は死刑一択。 ・仮釈放のある無期拘禁刑で仮釈放される人は極々わずか。 ・犯罪抑止はフィリピンや韓国のデータで見る限り無い。 ・死刑存置のアメリカでは被告の為に費用無限の弁護が受けれる 多くの学びを得れた一冊。 2025/05/11

O次郎

0
日本の死刑制度の現状についてよくまとまっている。死刑制度が残虐でないことの証拠が約70年前の鑑定に依拠していることには驚いた。また、死刑制度を維持するにせよ、アメリカのように丁寧な運用が必要だという指摘にも肯首させられた。特に被告人本人が上告を取り下げられることのおかしさについての指摘は尤もだと感じた。 苦言を呈するとすれば、(おそらく)著者の持論であろう死刑廃止論に沿った議論が展開されている印象を受けた。大枠でその立場なのは仕方ないが、もう少し死刑維持派の議論も知りたかった。2025/05/18

黒田将茂

0
今の死刑制度がどのような理由で維持され、どんな事件に対して適用されうるのかを初めて知った。 犯罪抑止力の有無についてや、世論とされている調査のしかた、死刑のやり方など、何がわかっていて何がわかっていないかなどの話が興味深い。 刑罰が何のために存在しているかは、知らない視点だった。 実態を知らない人たちに対して行われている世論調査をもとに死刑についての検証が70年以上行われていないのは大きな問題だと感じた。2025/05/18

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