ちくまプリマー新書<br> 読まれる覚悟

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ちくまプリマー新書
読まれる覚悟

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  • サイズ 新書判/ページ数 176p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480685124
  • NDC分類 901.3
  • Cコード C0295

出版社内容情報

小説は、読まれてはじめて完成する。

だから、たくさんの人に読んでほしいと思うのは、小説家の性。

でも、いいことばかりではありません。

誤読されたり、批判されたり、神様みたいに言われたり。

そんなとき、誠実に応え、自分の心を守って書き続けるための、《読まれ方入門》。



「小説を一生懸命書いて、誰かに読まれたいと願って、それなのにいざ読まれるとなると、辛いことも起こります。矛盾しているかもしれませんね。

 わたしは、小説家という仕事には〝読まれることそのものの痛み?がつきものなんじゃないかと思っています。

 解釈されることは、傷を受けることだからです。」(「はじめに」より)

内容説明

小説は、読者に読まれてはじめてその世界が立ち上がります。たくさんの人に読んでほしいと思うのは、小説家の性。でも、いいことばかりではありません。誤読されたり、批判されたり、神様のように祭り上げられたり。そんなときに自分の心を守って、書き続けるための、読まれ方入門。

目次

第一章 本を出したらどうなる?(まったく売れていないようだ;誰にも読まれていないようだ ほか)
第二章 読者との理想的な距離感(誤読されたら;読まずに批判されたら ほか)
第三章 批評との共存の仕方(冷笑されたら;なぜ論理のない批評に傷つくのか ほか)
第四章 ファンダムと生きてゆく(作者=神になったら;作品ごと軽蔑されたら ほか)

著者等紹介

桜庭一樹[サクラバカズキ]
1971年鳥取県出身、小説家。1999年、「夜空に、満天の星」で第1回ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞し、翌年デビュー。『GOSICK』シリーズが注目され、さらに04年発表の『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』が高く評価される。07年に『赤朽葉家の伝説』で第60回日本推理作家協会賞を、翌08年に『私の男』で第138回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yumiha

37
読む側へのアドバイスの本はそれなりにある。でも書く側の「覚悟」つまり心構えを語る本は珍しい。しかもプリマー新書だから、ティーンちゅうか中高校生の書く側になりたいと思っている人たちに向けた入門書なのだが…。読み進めるうちに『少女を埋める』(桜庭一樹)についての文芸時評での論争がよぎり始める。たくさんの批評家・評論家の著書が紹介されているのは、論争でのご自分の立ち位置を検証し直そうとする努力を積み重ねてこられたからではないか?それほど追い詰められていたのか?という懸念は、最終章を読むと大当たりだった。2025/03/01

ぐうぐう

37
小説の書き方入門は数多あるが、読まれ方入門は前代未聞かもしれない。「読み方」ではなく「読まれ方」なのだから。小説は書いて終わりではない。読まれて初めて完結する。誰かに読まれることを望んで書いたものの、読まれることで辛い体験をすることもある。そんな実体験をもとに桜庭一樹が、これからプロの小説家になろうとしている書き手に向けた、読まれることで負う痛みへの覚悟と傷を極力抑える方法論が綴られている。その主旨を知った時、いや、そもそも本書のタイトルを目にした時点で、桜庭一樹の読者であれば、(つづく)2025/01/17

よっち

31
ファミ通文庫でデビューして一般文芸でも直木賞を受賞した著者による、誠実に応えながら自分の心を守って書き続けるための《読まれ方入門》。全く売れていなかったデビュー当時、変わり始めた状況、文壇で評価されること/されないこと、読者に理解されること/されないこと。誤読や読まずに評価されたり、ファンがアンチになったりする読者との距離感や、冷笑されたり論理のない批評、差別されたりといった批評との共存、ファンダムとして生きていくことを綴った内容は、これまで悩みながらも著者さんなりに真摯に向き合ってきたことが伺えました。2025/01/28

イトノコ

26
キンドル。直木賞作家の桜庭一樹さんが、デビュー前〜本が売れるようになってからの「本の読まれ方」をレクチャー。読まれ方、と言うのがユニーク。作家志望にはもちろんだが、一般読者も作家の心情を垣間見る点で興味深い。タイトルの「覚悟」という言葉からはあらゆる批判は甘んじて受ける…かのようなニュアンスが感じられるが、明らかな誤読には敢然と反論しても良いという「少女を埋める」事件を経た桜庭さんの「覚悟」を感じた。しかしその反論にも、自分が加害者性を帯びる可能性を常に念頭に置くと言うのが、桜庭さんの優しさ・思慮深さか。2025/01/31

ひめありす@灯れ松明の火

21
大好きな桜庭一樹さんが作家として生きることについて物語った一冊。強めの口調もあって心地よい。今は昔より作家と読み手の距離が近くなってて双方向のやり取りも盛んになっていて(かく言う私も編集者さんや作家さんご本人とお話しする機会があって嬉しいけど下手な事や作品が好きな人として恥じないように生きなきゃと思う)いい事も悪い事もある。自分をアップデートしていかなきゃゃのところが一番言いたかった事なのかな。参考文献も面白そうなので読んでいきたい。2025/02/22

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