出版社内容情報
小説は、読まれてはじめて完成する。
だから、たくさんの人に読んでほしいと思うのは、小説家の性。
でも、いいことばかりではありません。
誤読されたり、批判されたり、神様みたいに言われたり。
そんなとき、誠実に応え、自分の心を守って書き続けるための、《読まれ方入門》。
「小説を一生懸命書いて、誰かに読まれたいと願って、それなのにいざ読まれるとなると、辛いことも起こります。矛盾しているかもしれませんね。
わたしは、小説家という仕事には〝読まれることそのものの痛み?がつきものなんじゃないかと思っています。
解釈されることは、傷を受けることだからです。」(「はじめに」より)
内容説明
小説は、読者に読まれてはじめてその世界が立ち上がります。たくさんの人に読んでほしいと思うのは、小説家の性。でも、いいことばかりではありません。誤読されたり、批判されたり、神様のように祭り上げられたり。そんなときに自分の心を守って、書き続けるための、読まれ方入門。
目次
第一章 本を出したらどうなる?(まったく売れていないようだ;誰にも読まれていないようだ ほか)
第二章 読者との理想的な距離感(誤読されたら;読まずに批判されたら ほか)
第三章 批評との共存の仕方(冷笑されたら;なぜ論理のない批評に傷つくのか ほか)
第四章 ファンダムと生きてゆく(作者=神になったら;作品ごと軽蔑されたら ほか)
著者等紹介
桜庭一樹[サクラバカズキ]
1971年鳥取県出身、小説家。1999年、「夜空に、満天の星」で第1回ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞し、翌年デビュー。『GOSICK』シリーズが注目され、さらに04年発表の『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』が高く評価される。07年に『赤朽葉家の伝説』で第60回日本推理作家協会賞を、翌08年に『私の男』で第138回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yumiha
ぐうぐう
よっち
イトノコ
ひめありす@灯れ松明の火
-
- 和書
- ねこぜ山どうぶつ園