ちくまプリマー新書<br> 「〓をつく」とはどういうことか―哲学から考える

個数:
電子版価格
¥935
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

ちくまプリマー新書
「〓をつく」とはどういうことか―哲学から考える

  • 池田 喬【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 筑摩書房(2025/01発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 18pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月01日 10時41分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480685094
  • NDC分類 158
  • Cコード C0210

出版社内容情報

悪いとわかっているのに、それでもなぜ人は嘘をつくのだろう?



自分らしさと誠実さの倫理をめぐり、「人間の複雑さ」と出合う思考の旅



「嘘をついてはいけない」と言われるけれど、嘘をつくとは何をすることで、どう悪いのか。

それでもなぜ嘘をついてしまうのだろうか。

「自分自身であること」を選び取るために、ごまかすことなく嘘を真面目に考えてみよう。



「これから、嘘の哲学を始めます。嘘について丁寧に考えることを通じて、人間とは何だろうかという根源的な問いが問われることになるでしょう。考察は、笑い、苦しみ、善意、友人、家族、社会、尊重、成長、自分らしさにまで及ぶことになります。」(本文より)

内容説明

「嘘をついてはいけない」と言われるけれど、嘘をつくとは何をすることで、どう悪いのか。それでもなぜ嘘をついてしまうのだろうか。「自分自身であること」を選び取るために、ごまかすことなく嘘を真面目に考えてみよう。

目次

第一章 嘘をつくとは何をすることか(嘘をつくことと騙すこと―行為と意図;言語行為論の枠組みで嘘を考える;嘘をつくことと間違ったことを言うこと―「真」と「信」 ほか)
第二章 嘘をつくことはどう悪いのか(相手に害を与えるとは―害説の見方;心の傷を害として理解できるだろうか―尊重説への道標;嘘をつくことは自分も苦しめる―害説の別の局面を探る ほか)
第三章 それでもなぜ嘘をつくのか(言葉を学ぶためには嘘を学ばねばならない;嘘をつきながら世界で生きる地歩を築く;嘘の演技性と身体性 ほか)

著者等紹介

池田喬[イケダタカシ]
1977年東京都に生まれる。2008年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、明治大学文学部教授。専門はハイデガーを中心とする現象学、差別論を中心とする現代倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

27
悪いとわかっているのになぜ人は噓をつくのか、「自分自身であること」を選び取るために、自分らしさと誠実さの倫理をめぐり「人間の複雑さ」と出合う思考の旅。噓をつくとはどういうことか、その行為と意図、間違ったことを言うことの違いや、噓と皮肉や冗談の違い、サプライズのための嘘、つきたくない噓をつく局面についてなどの解説や、その人間性や社会的・論理的な影響を踏まえて、それでもなぜ人は嘘をつくのか。嘘をつく誘惑や社会的圧力、そのメカニズムを考察していて、嘘がどうして悪いのかを様々な角度から検証する興味深い1冊でした。2025/02/05

チャッピー

25
目次を見て興味深い内容っぽかったので読んでみたが、それほど引き込まれなかった。2025/04/03

buuupuuu

18
嘘をつくとはどういうことなのか定義したり、嘘をつくことが悪いことであるのはどうしてなのかを考察したりするだけではない。私たちが大小さまざまな嘘をつきながら生きているという現実とともに、嘘のない状態、対等な関係、誠実さというものも描こうとしている。そこが本書のユニークなところだと思う。嘘をつくことへと誘導する状況がある。嘘は相手に害を与えるだけではなく、自分をも苦しめる。理想や道徳的理念について語ることには一体どんな意義があるのか?それについて書かれた節は、偏狭な現状追認に対して哲学の意義を説いている。2025/02/13

Go Extreme

5
嘘をつくとは: 人間の複雑な存在を反映ー言語・行為・心の結びつきを示す 嘘をつく→人間の特性を形成 悪影響: 社会的・倫理的に問題視 結果としての害・内在する悪さ 善意の嘘ー結局は相手を軽視する行為 それでもなぜ嘘をつくのか: 嘘をつく誘惑 社会的圧力→嘘を生むメカニズム 哲学的考察: 嘘をつく→内面の葛藤 自分を守る・社会的な期待に応える心理 嘘をつく→自分自身を失うことへの抵抗感 社会的・倫理的視点: 社会全体での嘘の文化が形成 背景にある心理や社会的要因を考える 人間関係や社会のあり方を見直す2025/01/26

oooともろー

5
嘘をつくことについての哲学的倫理学的考察。当たり前に思われることほど言語化することは難しい。思考の訓練。2025/01/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22361504
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品