出版社内容情報
悪いとわかっているのに、それでもなぜ人は嘘をつくのだろう?
自分らしさと誠実さの倫理をめぐり、「人間の複雑さ」と出合う思考の旅
「嘘をついてはいけない」と言われるけれど、嘘をつくとは何をすることで、どう悪いのか。
それでもなぜ嘘をついてしまうのだろうか。
「自分自身であること」を選び取るために、ごまかすことなく嘘を真面目に考えてみよう。
「これから、嘘の哲学を始めます。嘘について丁寧に考えることを通じて、人間とは何だろうかという根源的な問いが問われることになるでしょう。考察は、笑い、苦しみ、善意、友人、家族、社会、尊重、成長、自分らしさにまで及ぶことになります。」(本文より)
内容説明
「嘘をついてはいけない」と言われるけれど、嘘をつくとは何をすることで、どう悪いのか。それでもなぜ嘘をついてしまうのだろうか。「自分自身であること」を選び取るために、ごまかすことなく嘘を真面目に考えてみよう。
目次
第一章 嘘をつくとは何をすることか(嘘をつくことと騙すこと―行為と意図;言語行為論の枠組みで嘘を考える;嘘をつくことと間違ったことを言うこと―「真」と「信」 ほか)
第二章 嘘をつくことはどう悪いのか(相手に害を与えるとは―害説の見方;心の傷を害として理解できるだろうか―尊重説への道標;嘘をつくことは自分も苦しめる―害説の別の局面を探る ほか)
第三章 それでもなぜ嘘をつくのか(言葉を学ぶためには嘘を学ばねばならない;嘘をつきながら世界で生きる地歩を築く;嘘の演技性と身体性 ほか)
著者等紹介
池田喬[イケダタカシ]
1977年東京都に生まれる。2008年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、明治大学文学部教授。専門はハイデガーを中心とする現象学、差別論を中心とする現代倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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buuupuuu
Go Extreme
oooともろー