ちくまプリマー新書<br> はじめての戦争と平和

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ちくまプリマー新書
はじめての戦争と平和

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480685087
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0231

出版社内容情報

話し合いができれば戦争は起きないはずだ。

軍隊がなければ平和になる。

…本当にそうでしょうか?



「(…)人類はひとつだ、皆がちゃんと話し合えば分かり合えるはずで、そうすれば戦争など起きない、という考え方もあります。「話せば分かる」という発想ですね。これが広まれば世界が平和になりそうなものです。そう信じたい、願いたい気持ちもよく分かります。しかし、残念ながら現実にはなかなかそうなりません。」(まえがきより)



そもそも安全保障とは、リスクをゼロにするような理想論ではなく、現実的なリスクを把握、管理し、対処することです。国際関係や防衛の問題のリアルな読みとき方を知ることは、戦争のない世界を目指すための土台となります。

内容説明

安全保障とは、リスクをゼロにするような理想論ではなく、現実的にリスクを把握、管理し、対処することです。国際関係や防衛の問題のリアルな読みとき方を知ることは戦争のない世界を目指すための土台となります。

目次

第1部 世界をみる三つの視点(個人を中心に考える;国家を中心に考える;国際システムを中心に考える)
第2部 何から何をいかに守るのか(「何から」守るのか―脅威;「何を」守るのか―国益;「いかに」守るのか―軍事力 ほか)
第3部 より平和な世界をつくる(国家はどうすれば協力できるのか;戦争はどうすれば抑止できるのか;日本の平和と世界の平和)

著者等紹介

鶴岡路人[ツルオカミチト]
1975年、東京都生まれ。慶應義塾大学総合政策学部准教授。慶應義塾大学法学部卒業後、同大学大学院法学研究科、米ジョージタウン大学大学院で学び、英ロンドン大学キングス・カレッジ戦争研究学部で博士号(PhD)取得。防衛省防衛研究所主任研究官などを経て、2017年から現職。専門は国際安全保障、現代欧州政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

syaori

65
国際関係と安全保障についての本。大国や小国、権威主義や独裁など様々な国が存在し、「そのすべてが武力による威嚇または使用の禁止という国連憲章の規定を守るわけではない世界」の中での国際システムの捉え方や集団的自衛権の目的と限界、国連や国際法の意義などが分かりやすく語られます。その中で、民主主義など国の信条を守るのも安全保障の重要な柱で、ウクライナのように必要ならそのために戦うこともその延長線上にあるということが、中国の台頭などパワーバランスの変化が急激に進む現在の世界の概略と共に語られ、身が引き締まりました。2025/04/03

venturingbeyond

42
鶴岡先生の手による国際政治学入門書。国際政治学におけるアクター、リアリズムの立場からの国際政治を捉える視座・枠組み、「脅威」・「国益」・「軍事力」・「同盟」・「抑止力」などの基本的概念、平和構築のためにこそ軍事や安全保障の現状を客観的に把握することの重要性など、国際政治に関心を持ち、学びを深めようとする人に、その基礎を平易に叙述した良書。末尾の文献リストも含め、高校生にも薦めたい一冊です。2025/01/16

kan

22
懇切丁寧で誠実な文章でとても分かりやすく、高校生に薦めたい。特に第一部の、個人・国家・国際システムのそれぞれを中心とした考え方は頭の中が整理され、勉強になった。また、ロシアのウクライナ侵攻を例に挙げたり、「囚人のジレンマ」を引き合いにして国際協力や核放棄の難しさを解説しており、理解のチャネルが広がった。巻末のコラムで、分野を超えて稲垣栄洋先生の著書の紹介があるのに加え、さらに学ぶための読書案内もあり、細やかに学びを支援してくれるちくまプリマーにぴったりの良書だと思った。2025/04/29

さとまる

13
図書館本。ウクライナ侵略を例にとりながら戦争の3つの視点(人で見る・国で見る・国際システムで見る)や安全保障の理解(何から・何を・どのように・誰と守るのか)などを平易な言葉で解説している。核兵器に関してはそれだけで単独に章立てされているのだが、相互確証破壊について触れられていないのは今では時代遅れになったのだろうか?抑止のためにはこちら側の意思と能力を明確に相手側に伝えることが大事であり「手の内を見せない」隠蔽は逆効果であるというのは気づかなかった視点なので納得。2025/01/16

バルジ

6
安全保障に興味が出た初学者に自信を持ってオススメできる良書。極めて平易ながら「懲罰的抑止」や「拒否的抑止」など安全保障論特有の専門用語も盛り込みつつ、安全保障の基礎の基礎から学べる。戦後日本の安全保障論議に通底していた自国中心の視座から解き放ち、あくまで「相手」のある安全保障論議を行うための土台となる視座は本書から得られる。しかも嬉しいのは内容が決して単純化されず、一部は踏み込んだ記載をしている点。安全保障の専門家の最大公約数的な「常識」を示したところは本書の最大の魅力でもあろう。2025/03/23

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