出版社内容情報
話し合いができれば戦争は起きないはずだ。
軍隊がなければ平和になる。
…本当にそうでしょうか?
「(…)人類はひとつだ、皆がちゃんと話し合えば分かり合えるはずで、そうすれば戦争など起きない、という考え方もあります。「話せば分かる」という発想ですね。これが広まれば世界が平和になりそうなものです。そう信じたい、願いたい気持ちもよく分かります。しかし、残念ながら現実にはなかなかそうなりません。」(まえがきより)
そもそも安全保障とは、リスクをゼロにするような理想論ではなく、現実的なリスクを把握、管理し、対処することです。国際関係や防衛の問題のリアルな読みとき方を知ることは、戦争のない世界を目指すための土台となります。
内容説明
安全保障とは、リスクをゼロにするような理想論ではなく、現実的にリスクを把握、管理し、対処することです。国際関係や防衛の問題のリアルな読みとき方を知ることは戦争のない世界を目指すための土台となります。
目次
第1部 世界をみる三つの視点(個人を中心に考える;国家を中心に考える;国際システムを中心に考える)
第2部 何から何をいかに守るのか(「何から」守るのか―脅威;「何を」守るのか―国益;「いかに」守るのか―軍事力 ほか)
第3部 より平和な世界をつくる(国家はどうすれば協力できるのか;戦争はどうすれば抑止できるのか;日本の平和と世界の平和)
著者等紹介
鶴岡路人[ツルオカミチト]
1975年、東京都生まれ。慶應義塾大学総合政策学部准教授。慶應義塾大学法学部卒業後、同大学大学院法学研究科、米ジョージタウン大学大学院で学び、英ロンドン大学キングス・カレッジ戦争研究学部で博士号(PhD)取得。防衛省防衛研究所主任研究官などを経て、2017年から現職。専門は国際安全保障、現代欧州政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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