出版社内容情報
自分の半径五メートルから飛び出し、はじめて目にするに世界に飛び込んでみよう。考え方がひっくり返り、社会の見え方が変わるはず。じっくりしっかり話を聞くコツもわかります。
内容説明
自分の半径五メートルから飛び出し、はじめて目にする世界に飛び込んでみよう。考え方がひっくり返り、社会の見え方が変わるはず。じっくりしっかり話を聞くコツもわかります。
目次
第1章 ユニークな研究―キャラを立てるには
第2章 一つの例から全体を問いなおす―ブラックスワンを探せ!
第3章 図と地の反転―幽霊と死者に聞く
第4章 なぜ少数を扱うのか―俯瞰する観察眼
第5章 自分のよって立つ足場を壊す―時間と空間を歪ます
第6章 探究する感覚を磨く―自分への再教育
第7章 弱い人の声に耳をすます―世界の開き方
第8章 心地よい社会からの脱出―二重の世界を生きる
著者等紹介
金菱清[カネビシキヨシ]
1975年生まれ。東北学院大学教養学部地域構想学科教授などを経て、現在、関西学院大学社会学部教授。専門は、社会学・災害社会学。著書に『生きられた法の社会学』(日本社会学会奨励賞)『3.11慟哭の記録』(編著、出版梓会新聞社学芸文化賞。以上、すべて新曜社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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武井 康則
10
ちくまプリマー新書だし、「フィールドワークって何だろう」だから、入門書の体裁をとっているし、そうとも言えるのだが、内容は具体的でない。筆者は災害社会学者でその結果、死や絶望と相対することが多いようだ。そんな一般的でない状況、特殊な状況がなぜ求められるのかを様々な例を挙げて説明するわけだが、だから入門書にはなれない。特殊な位置にある本というべきか。2025/01/31
Naoko Takemoto
8
宮本常一や柳田国男を読んでいて、人の話を聞くのも、それを文章にするのも好きだし、会社を引退したらフィールドワークをやってみたいと思っていて、基礎からと購入して読んだ一冊。内容を読んでいて、大学生に石巻のタクシー運転手に幽霊との遭遇の話を集めさせた大学の先生が著者だと気づく。私は阪神淡路も東日本の震災も知る年代だけど、確かに阪神淡路で幽霊との遭遇の不思議な話はあまり聞かない。普遍性のないものに新たな知恵や感覚があると思う。もっと読み、書き、歩かねば!2025/03/20
oooともろー
4
具体的なケースを通して、新しい発見の大切さにふれられる。特に東北大震災後の夢や幽霊には興味を引かれた。固定観念を打破する有効な手段。2024/10/31
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