ちくまプリマー新書<br> 君主制とはなんだろうか

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ちくまプリマー新書
君主制とはなんだろうか

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480684776
  • NDC分類 313.6
  • Cコード C0220

出版社内容情報

この世界最古の政治制度がわかると、世界史がおもしろくなる!君主の誕生から革命を経て、現代にいたるまでを一望する、かつてない君主たちの5000年史。

内容説明

ファラオ、女王、天皇らが統治する「君主制」。この世界最古の政治制度がわかると、世界史がもっとおもしろくなる!君主の誕生から革命を経て、現在までを一望する、かつてない君主たちの五〇〇〇年史。

目次

第1章 王の誕生―太古から古代へ(国家の防衛―「戦闘の王」の誕生;豊饒の確保;社会正義の維持―法典の登場)
第2章 理想の王とは―古代から中世へ(古代ギリシャ・ローマの君主論;古代中国の君主論;仏教と君主のありかた;イスラームの王権観;キリスト教とヨーロッパの世界;キリスト教と「君主の鑑」)
第3章 絶対君主制への道―中世から近世へ(王権の強化―官僚と常備軍;中華帝国と皇帝たち―中央集権的な官僚国家の誕生;オスマン帝国の盛衰―軍人の帝国から官僚の帝国へ;ムガル帝国の光と影―分権的なインドの悲劇;ヨーロッパの絶対君主制)
第4章 市民革命の時代―一七世紀から二〇世紀へ(絶対王政の真の姿;ブルジョワジーの誕生 ほか)
第5章 二一世紀の君主制(過酷な戦後賠償;二度目の世界大戦と君主制のゆくえ ほか)

著者等紹介

君塚直隆[キミズカナオタカ]
1967年、東京都生まれ。立教大学文学部史学科卒業。英国オックスフオード大学セント・アントニーズ・コレッジ留学。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程修了。博士(史学)。専攻はイギリス政治外交史、ヨーロッパ国際政治史。現在、関東学院大学国際文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

30
ファラオ、女王、天皇らが統治する世界最古の政治制度「君主制」。君主誕生から革命を経て、現代までを一望するかつてない君主たちの5000年史。「君主制」というものに焦点を当て、このシステムが人類の歴史のなかでどのように現れ、どのような経緯をたどってきたのか。国家の防衛や豊饒の確保、社会正義の維持といった役割を担っていた古代の王が、哲学や宗教を通じて理想の君主のありかたを求められるようになり、官僚と常備軍を備えた絶対君主制、市民革命の時代を経てなぜ君主国が少なくなったのか。わかりやすい解説で興味深く読めました。2024/04/02

ta_chanko

26
古代から現代に至るまでの君主制の歴史や経緯をわかりやすく概説。君主の役割は、①外部の攻撃に対する防衛、②支配領域内の豊穣と平安の確保、③社会正義の維持。この3つを守れれば崇敬され、守れないと見なされれば激しい批判や反乱にさらされる。革命により処刑されることも...。君主も楽ではない。現代においては、君主制の国の方が社会の分断にさらされていない印象がある。日本もしかり。権威と権力の二元体制のほうが、さまざまな情勢に対して柔軟性が高いように思える。2024/05/14

20
古代メソポタミアエジプトから始まり、君主制を通して世界史を概括する新書。君塚先生なので基本的に君主制ageで共和制sage。ヒッタイトやエジプト等の古代中東の五大国間で対等な外交がアッカド語を用いて行われ「わが兄弟」との書き出しで書簡が記されたとか、ルイ14世が唐等の中国の専制を手本にしていたとか、帝国が巨大化すると機構も複雑化し、それを担うものの権益も拡大するので絶対君主制としての大権が削がれていくとか面白かったな~。2024/09/05

ピオリーヌ

19
2024年の刊。ちくまプリマー新書。「中高生にも分かり易く君主制の意味を説いてもらいたい」という編集者の依頼に基づいて書かれたもの。それだけに平易な言葉で書かれてあり大変読みやすい。末尾の「参考文献」も「次に読む本」となっておりこちらの想定にも配慮を感じる。500年前のファラオから現在までの君主制を通した通史。現在ではヨーロッパ各国が男女を問わず第一子が王位継承で優先される「絶対的長子相続制」を採用したことにも触れ、スペインのレオノール皇太子をはじめ各国の女子の皇位継承者が18歳になるとともに2025/03/26

coolflat

14
22頁。人類が農耕や牧畜を開始し定住すると、①外部からの攻撃に対する防御、②領域内の豊穣と平安の確保、③社会正義の維持、という三つの役割を果たす指導者が望まれるようになる。それが「王様」となっていく。王様たちは人々の間でいさかいが生じた場合には「法」に基づいてこれを仲裁していくようになる。また農耕生活が定着し、商業なども盛んになると、王様たちは「暦」を統御するとともに、金貨や銀貨などの貨幣も鋳造させて、経済全体もコントロールしていくことになる。これらが最初に誕生したのがエジプト・メソポタミア文明だった。2024/11/23

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