ちくまプリマー新書<br> 「叱らない」が子どもを苦しめる

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ちくまプリマー新書
「叱らない」が子どもを苦しめる

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480684745
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C0211

出版社内容情報

「叱らない」教育に現役スクールカウンセラーが警鐘を鳴らす一冊。なぜ不登校やいじめなどの問題は絶えないのか。叱ること、押し返すことの意義を取り戻す。

内容説明

現在、不登校状態の子どもは小中学校合わせて約三〇万人。これまでは「無理させず休ませる」支援が主流だったがそれだけでは改善しない事例が増えてきていると、現役のスクールカウンセラーが警鐘を鳴らす。「叱る」こと「押し返す」ことの意義をいまいちど取り戻す。

目次

第1章 子どもの不適応が変わってきた現代(不登校の歴史を振り返る;「登校刺激を与えず、ゆっくり休ませる」はなぜ効果的なのか? ほか)
第2章 成長に不可欠な「世界からの押し返し」の不足(思い通りにならないことに耐えられない子どもたち;「世界からの押し返し」になっていない大人の関わり ほか)
第3章 子どもの「不快」を回避する社会(何が子どもたちの不適応を生み出しているのか?;子どもを不快にできない社会 ほか)
第4章 子どもが「ネガティブな自分」を受け容れていくために(「ネガティブな自分」を受け容れる;親子関係をもとにしたアプローチ ほか)
第5章 予防のための落穂拾い(その他の不適応との関係;支援の落とし穴と予防について ほか)

著者等紹介

薮下遊[ヤブシタユウ]
1982年生まれ。仁愛大学大学院人間学研究科修了。東亜大学大学院総合学術研究科中退。博士(臨床心理学)。仁愛大学人間学部助手、東亜大学大学院人間学研究科准教授等を経て、現在は福井県スクールカウンセラーおよび石川県スクールカウンセラー、各市でのいじめ第三者委員会等を務める

〓坂康雅[コウサカヤスマサ]
1977年生まれ。筑波大学大学院人間総合科学研究科心理学専攻修了。博士(心理学)。現在は和光大学現代人間学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よっち

38
なぜ不登校やいじめなどの問題は絶えないのか。叱らない教育に現役スクールカウンセラーが警鐘を鳴らし、叱ること押し返すことの意義を取り戻す一冊。現在、不登校状態の子どもは小中学校合わせて約30万人。これまでは「無理させず休ませる」支援が主流だったものの、不登校の傾向も変わってきていてそれだけでは改善しない事例が増えてきている。成長には思い通りにならないことを受け容れる経験が必要で、少ない子どもはネガティブな自分を受け入れられず、不適応になりやすい傾向がある。その辺りは意識して向き合っていく必要がありそうです。2024/02/28

ムーミン

23
世にあふれる手っ取り早く手に入る情報に極端に左右され、目の前の事実に丁寧に向き合い、情報を参考にまずは自分で考えてみることがおろそかになっている日本の現状。これが子どもにしわ寄せがいっていることが許せないというのが強い思いです。2024/03/31

そちゃ

7
不登校の現代的要因にアプローチした専門的知見が得られる本。「多様性」への違和感は、本書で言う「押し返しの無さ」にあるのだと自分なりに解釈できてスッキリする。私はこうしたい、こう思う、が尊重されすぎて、枠組みの意味もなさないことが多い。学校さえも…。我慢って悪のイメージついているけれど、本来自分と世界を擦り合わせていく中で必須だよね、と。広く教育に携わる身として、押し返しの機能の実行力と、その説明責任を担っていくべきなんだなと強く実感した。全教育関係者と人の親になる人たちに読んでもらいたい。2024/03/25

みさと

4
不登校などに対しては「無理させず休ませる」支援が基本とされてきた。しかし、それだけでは改善しない事例が増えてきた。登校しなければいけないのにできない自分と正しく葛藤させることが改善への道筋であった時代は終わり、今の学校で現れる子どもたちの不適応の特徴として「思い通りにならないことに耐えられない」というのがある。世の中は決して思い通りにはならないことを学ぶため、関わるおとなが適切に「押し返す」ことが必要であるという。世の中が「不快の排除=善」へ向かう中、どうすればいいのか。多くのヒントと示唆を与えてくれる。2024/04/30

ソーシャ

4
SCの経験豊富な著者が自らの臨床経験をもとに、子どもの要求を全て受け入れることを批判し、あるべき世界からの「押し返し」について論じた新書。キャッチーなタイトルですが、同業者向けと思われる議論など内容は深めで、誤読されるリスクも高そうな本です。ただ、地域性もあると思うんですが、わたしの地域は著者が描くほどには子どもに甘くないんですよね。理念型として例を出しているのかもですけど(あと、世界からの「押し返し」の方法が「叱る」である必要はないような気がしたのですけど)2024/03/14

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