出版社内容情報
宇宙最強とは何か? その問いに答えるべく擬人化された天体や宇宙の物質がバトルを繰り広げる!! 「ホーキング博士最後の弟子」が贈る前代未聞の宇宙論入門書。
内容説明
宇宙最強とは何か?誰もが一度は想像する問いに答えるべく擬人化された天体や宇宙の物質たちがバトルを繰り広げる!!物理学者ホーキング博士に師事した研究者が贈る前代未聞、空前絶後の宇宙論入門書。
目次
序章 宇宙最強とは何か(宇宙の天体や物質の驚くべき特徴を紹介;「大きさ」「重さ」「電気」「速さ」 ほか)
第1章 星部門(「天体」は宇宙に存在する物質の総称;星には7つのタイプがある ほか)
第2章 銀河部門(ブラックホールの成長物語;重力と時の部屋 ほか)
第3章 「ダーク」な存在たちと宇宙の未来(宇宙はゴム製のマグカップ;宇宙に占める4つの物質のエネルギー密度の割合 ほか)
著者等紹介
高水裕一[タカミズユウイチ]
1980年東京生まれ。早稲田大学理工学部物理学科卒業。東京大学大学院、京都大学大学院を経て、英国ケンブリッジ大学理論宇宙センターに所属し、スティーブン・ホーキング博士に師事。現在、筑波大学計算科学研究センター研究員を務める。専門は宇宙論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
66
奥さまオススメの少し変わった本。著者はケンブリッジ大学理論宇宙センターにてホーキング博士に師事の経験を持つ、筑波大学計算科学研究センター研究員の高水裕一氏。天体や銀河や宇宙全体の物質をキャラ付けし擬人化させることで、バトル漫画のような描写をイメージし、小難しい天体や宇宙の現象に少しでも興味を抱くきっかけにと刊行した一冊。ドラゴンボール、キングダムなどのキャラ例えが多い印象。今までにない斬新な訴求力で個人的には面白かったものの、ある程度の専門知識が必要なのと著者のテンションについていけるかがカギ😅2023/04/06
活字スキー
21
宇宙最強を目指してなにが悪い!!! そもそも何をもって「最強」とするのかさえハッキリしないが、晩年のホーキング博士にも師事した著者が『ドラゴンボール』や『キングダム』などに被せつついわゆる「宇宙ヤバい」のアレコレを超ざっくり紹介してゆく宇宙入門エンタメ。ジェントルメン中村さんのイラストも相まって、オジサンが若者にウケようと頑張ってる感が受けつけない人もいるかもね〜。もちろん、個人的には大好きなパターンですよ。 2023/02/26
taku
20
最強、それも宇宙だって。今も心をくすぐられるタイトルで手に取ってしまう。天体や物質をいくつかの尺度で比較はよくある内容でも、キャラ付けしてランキングやバトルを行うエンタメ性と、宇宙物理学に触れる適度な専門性で、わかりやすく工夫した解説書。この手のノリを宇宙の本に望んでいないけど、この手のノリは親しみやすい。2023/07/01
nagata
15
専門用語の解説にまた学術用語が並ぶ…壮大さや荘厳さを感じる前に萎えてしまいがちな宇宙の姿を、できるだけ、しかも熱く語る宇宙論の話。キャラクターがいっぱい出てきたら覚えられるかな…など言う心配は無用だった。最重量型の「太陽」からブラックホールが生まれ、ダークマターやダークエネルギーへと移り変わるさまは、やはり次々に疑問がわいてくるし、もっと知りたい!と思えれば儲けもん。結局最新の追求も「宇宙定数」をめぐる話題なのだと知ると、やはりアインシュタインの偉大さがわかる。2024/02/25
スプリント
12
マンガネタをふんだんに取り入れながら説明してあり分かりやすいし面白い2023/03/22
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