出版社内容情報
先生や親、周りにいる大人たちの言葉に違和感を持ち、悩むことの多い十代。みんなとは違う自分独特の生き方を見つけて、大人たちの「普通」を打ち破ろう。
内容説明
学校や親が重くてしんどい人へ。先生・友達・家族、そして、勉強・恋愛・お金…。いま悩める十代に必要なのは、君自身が紡ぐ哲学だ。
目次
第1章 学校に支配されないためのメソッド(同調圧力に負けるとき;社会に適応することで失うもの ほか)
第2章 自分独特の世界を生きる(あなたはもう恋をしている;君もワンチャン狙ってるの? ほか)
第3章 親からの逃走線を確保する(あなたの人生を阻害する親という存在について;親はいかにして親になったのか)
第4章 お金で回る世界(お金という「可能性」がほしい;生きのびるための資本論)
第5章 勉強という名のレジスタンス(宿題っていったい何なん?!;「成績が伸びない」は本当か? ほか)
著者等紹介
鳥羽和久[トバカズヒサ]
1976年福岡生まれ。文学修士。専門は日本文学、精神分析。株式会社寺子屋ネット福岡代表取締役、唐人町寺子屋塾長、及び単位制高校「航空高校唐人町」校長として、小中高生150名余の学習指導に携わる。朝日新聞EduA「お悩み相談室」相談員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あちゃくん
36
10代に向けて書かれた本だけど、おっさんが読んでも十分に刺激を受け考えさせられる本でした。生き方とか学び方とかについて色々得るものがありました。親子関係の話で、これほどまでに閉塞感を抱えている子どもたちが多いんだということに衝撃を受けました。2022/12/24
Roko
30
大人が作り出しているウソに騙されて、つまらない大人になったってしょうがないんだということを、この本の中様々な事象を挙げて語られています。 大人によく見られたいからいうことを聞く「良い子」って、実は腹黒いんです。大人から評価が高いだろうと思うこと(勉強してるふりとか)をして、実は違うことをやっている。つまり嘘つきになるんです。「休まず、遅れず、働かず」な大人はこうやって作られていくってことを、かつて子どもだった大人はなぜ気づかないのかしら。 2023/01/25
りょうみや
29
学校や社会、そして家庭からの同調圧力や価値観の押し付けに気づき自由になるための内容。思想の相対化や批判的思考を10代後半向けに熱く語っているが、親世代が読んでも十分に面白い。特に親が子に対する無意識的な洗脳の章は親として色々と考えさせられる。我が子にも伝えてあげたい内容だが親としての説明に苦しむジレンマ。2022/11/15
タルシル📖ヨムノスキー
25
中高生の多感な時期に、自分の個性を守りつつ、学校や勉強、恋愛や差別、お金、そして親などままならない事柄とどう向き合っていくか、人生という荒波をどう乗り切っていくかについて切れ味鋭く語られた本書。親は、いや少なくとも私は自分の子供にはできるだけ苦労させたくないとあれこれ気を回したつもりだった。しかしそれが子供たちの自主性を削ぎ、個性の芽を積む行為だったと思うとため息が出る。この本は無自覚のうちに子供たちをがんじがらめにしている…かもしれない、現在子育て奮闘中の親と、学校の先生たちにこそ手に取ってほしい一冊。2026/03/13
まさこ
22
教育者による、中高生へのメッセージ。大人(というか資本主義の原理や硬直した組織の論理、きれいな世界に見える欺瞞)に絡めとられないために。「良かれと思って」と干渉する大人、特に親との距離をとる必然を指南する、ちくまプリマー新書の良書だと思う。親がどうしてもやりがちな干渉、先回り、耳が痛い。むしろ害。「選択肢を与えてコントロール」はコツとしてまかり通っていますね、恐ろしい。ワンチャンの考察は面白かった。VUCA先の見えない世界で次世代の嗅覚で自由に進んだ方がよっぽどいいだろうな、と素直に思うし。放っておこう。2025/03/01
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- ぼくは勉強ができない 文春文庫




